1.5.3 SOAP着信(Webサービスとして公開されたメインフレーム・トランザクション)

wscobolcvtコマンドは、レコード型付きバッファを使用してCOBOLコピーブックをサービス・メタデータ(MIF)に変換します。次の図に示すように、COBOLを解析してMIF形式のサービス・メタデータを生成します。

詳細は、「SALTのOracle Tuxedoサービス・メタデータ・リポジトリの使用」および「Oracle Tuxedoサービス用Tuxedo-to-XMLデータ型のマッピング」を参照してください

図1-2 SOAP着信(Webサービスとして公開されたメインフレーム・トランザクション)


SOAP着信(Webサービスとして公開されたメインフレーム・トランザクション)

実行するステップは次のとおりです。

  1. wscobolcvtでは、引数としてCOBOLソースと次の追加情報を指定します。
    • メインフレーム・トランザクションに対応する、TMAで通知されるサービス名。
    • MIF定義が追加されるサービス・メタデータ・リポジトリ。
    • 同じWSDLサービスで複数のトランザクションを公開するために同じMIFサービスをターゲットにするwscobolcvtサポート。
  2. wscobolcvtは、サービス・メタデータとWSDFファイルを生成します。
  3. オプションで、wscobolcvtは、次の例に示すように、ドメインIDとCRMアドレスを使用してDMCONFIGファイル・エントリを自動的に構成します。
  4. 生成されたファイルと参照を構成に追加してデプロイできます。

例1-41 ドメインIDとCRMアドレスを使用したDMCONFIGファイル・エントリ

*DM_LOCAL_DOMAINS

CRMDOM
GWGRP=CRMGRP
TYPE=SNAX
DOMAINID="CRMDOM"

*DM_REMOTE_DOMAINS

CICSDOM
TYPE=SNAX
DOMAINID="CICSDOM"

*DM_SNACRM

CRMDOM
SNACRMADDR="//wasa:1234"
NWDEVICE="/dev/tcp"
LDOM="CRMDOM"