5.3.1 発信認証プラグインの動作
Oracle TuxedoクライアントがWebサービスを呼び出す際、実際に呼び出されるのは、WebサービスをOracle Tuxedoサービスとして宣言しているGWWSサーバーです。ユーザーIDおよびグループID (tpusrおよびtpgrpの各ファイルで定義済)がGWWSに送信されます。次にGWWSでは、Webサービスに構成項目<Realm>があるかどうか確認されます。この項目がある場合、GWWSでは次のようになります。
- サーバーのHTTPレルムに対してOracle TuxedoユーザーIDをユーザー名およびパスワードにマップするには、
vtablegwws_pi_map_http_basic関数の呼出しを試行します。 - 呼出しが成功した場合は、返されたユーザー名とパスワードが
Base64でエンコードされ、HTTPのヘッダー・フィールドAuthorization: Basicに送信されます。 - 呼出しが失敗した場合は、Webサービスを呼び出さずに、Oracle Tuxedoクライアントに失敗が返されます。
親トピック: 発信認証プラグインのプログラミング