4.2.1 WSDL-to-Tuxedoオブジェクトのマッピング

SALTは、次のルールを使用してWSDLオブジェクト・モデルをOracle Tuxedoモデルに変換します:

  • SOAP over HTTPバインディングのみがサポートされています。各バインディングをWSDFファイルにWSBindingオブジェクトとして定義し保存します。
  • SOAPバインディングの各操作は1つのOracle Tuxedoスタイル・サービス(SALTのプロキシ・サービスとも呼ばれる)に対応します。操作名はOracle Tuxedoサービス名として使用され、Oracle Tuxedoサービス・メタデータ・リポジトリで索引されます。

    ノート:

    操作名がOracle Tuxedoサービス名の制限(255文字)を超える場合は、一意の短いOracle Tuxedoサービス名をメタデータ・リポジトリに手動で設定し、<Service> tuxedoRef属性をWSDFに設定する必要があります。

    詳細は、SALTリファレンス・ガイドのSALT Webサービス定義ファイルのリファレンスに関する項を参照してください

  • 他のWebサービスの外部アプリケーション・プロトコル情報が、生成されたWSDFファイルに保存されます(SOAPプロトコル・バージョン、SOAPメッセージのエンコーディング・スタイル、エンドポイントのアクセスなどを含む)。
  • WSDLファイル内に埋め込まれたXMLスキーマ定義をコピーして別の.xsdファイルに保存します。
  • wsdl:operationオブジェクトとその入力/出力メッセージの情報は、Oracle Tuxedoサービス・メタデータ・リポジトリの入力構文に準拠するOracle Tuxedoサービスの定義として変換されます。

次の表に、WSDLファイルとOracle Tuxedo定義ファイル間の詳細なマッピング関係を示します。

表4-1 WSDLモデル/Oracle Tuxedoモデルのマッピング・ルール

WSDLオブジェクト Oracle Tuxedo/SALT定義ファイル Oracle Tuxedo/SALT定義オブジェクト
/wsdl:binding SALT Webサービスの定義ファイル(WSDF) /WSBinding
/wsdl:portType /WSBinding/Servicegroup
/wsdl:binding/soap:binding /WSBinding/SOAP
/wsdl:portType/operation メタデータ入力ファイル(MIF) /WSBinding/service
/wsdl:types/xsd:schema FML32フィールド定義表 Field name type