1.1.2 Representational State Transfer (REST)のサポート
SALTは、Representational State Transfer (REST)として広く知られるプリンシパルに従った、簡易化されたHTTP形式を使用して、既存のTuxedoサーバーへのアクセスを提供します。RESTを使用するには、SALTDEPLOYに2つの新しいセクションを構成する必要があります。HTTP/Networkに、ゲートウェイがRESTリクエストをリスンするために使用するHTTPまたはHTTPS (SSL)あるいはその両方のポートを指定します。HTTP/Servicesに、どのTuxedoサービスをどのように公開するかを指定します。RESTサービス名(呼出しURLでのRESTサービス識別用、任意指定) + HTTP メソッド(GET/POST/DELETE/PUT)が実際のTuxedoサービスにマップされ、CRUDプリンシパルが表現されます。
有効化されると、実行時には次のように動作します。
- クライアント・プログラムがHTTPメッセージをGWWSに送信します。このメッセージには、動詞(
GET、POST、PUT、DELETE)、ヘッダー(content-typeなど)およびURLが含まれます。 - GWWSがデータに何を行うかは、動詞によって決まります。
GETまたはDELETEの場合は、問合せ文字列を使用して実際のTuxedoサービス用のリクエストを作成します。POSTまたはPUTの場合は、データのpostを使用します。 - 呼び出されるサービスはリクエストのURLの部分によって決まります。たとえば、
POSThttp://host:1234/myServiceという呼出しの結果、GWWSはSALTDEPLOYでmyServiceの名前によってマップされるTuxedoサービスに対するリクエストを作成し(例:myServiceとGETメソッドの場合はBALANCEという名前のTuxedoサービス)、応答をFML32からJSONに変換し(サービスからの戻りをFML32と想定)、これを呼出し側に返信します。
次の図は、GWWSアーキテクチャにおけるRESTを示しています
図1-2 GWWSアーキテクチャにおけるREST

親トピック: SALTの理解