15 残高突合

残高突合とは、銀行の業務系システムからの残高と、銀行の一般会計(GL)で指定された残高との突合です。銀行でAFCSを使用して、銀行で指定されたGL間の突合を実行することもできます。銀行のGLの残高は、内部および外部の監査者によって監査されて正式に認証される残高です。そのため、銀行の真の最終バージョンとみなされます。したがって、銀行のその他のオペレーティング・システムから抽出されたすべてのデータは、完全で正確かつ包括的になるように、GLで指定された残高で突合する必要があります。これは、さらなる意思決定のための確かな信頼できる基準として機能します。

銀行の業務系データは、標準の商品プロセッサのエンティティ/表に移入されます。AFCSのGL突合には、事前構成済のGL/PP表のGLコードと、対応する残高があります。これに対して、突合定義プロセスを実行する必要があります。詳細は、「残高突合」を参照してください。

銀行で使用されるその他の業務系データ(アプリケーションで構成される標準の商品プロセッサに移入されないデータ)に対して、GLデータを突合するためのオプションを使用できます。

AFCSの残高突合機能は、次のディメンションによる突合をサポートしています。この中の基準日、会計標準、口座通貨、法的エンティティおよびGL勘定科目は必須です。

表 15-1 必須ディメンション

ディメンション
基準日
会計標準
口座通貨
法的エンティティ
GL勘定科目

表 15-2 オプションのディメンション

ディメンション
ビジネス・ユニット
組織ユニット
支店
商品
プロジェクト
元帳識別子

ノート:

このディメンションのセットは、すべての商品プロセッサと元帳残高データに共通のプロパティに対応します。ユーザーは、ディメンションのセットを拡張できません。

サポートされる商品プロセッサは次のとおりです:

  • ステージ手形契約
  • ステージ借入
  • ステージ・カード
  • ステージCASA
  • ステージ資本エクスポージャ契約
  • ステージ先物契約
  • ステージ外国為替契約
  • ステージ投資
  • ステージ信用状契約
  • ステージ・リース契約
  • ステージ・ローン契約
  • ステージ貸越口座
  • ステージ・オプション契約
  • ステージ現先取引契約
  • ステージ定期預金契約