19.18.2 連結済

親法的エンティティが連結済として選択されている場合、その法的エンティティのすべてのエクスポージャと、その子および子孫の法的エンティティの各レベルのエクスポージャ(グループ内エクスポージャを除く)が処理のために選択されます。グループ内エクスポージャでは、相手方はいずれかのレベルの子および子孫になります。グループ内シナリオ(GL構造に、通常のGLコードに加えて、特定のグループ内GLコードがある場合)では、GL内コードは、処理に関してGL側でのみ考慮されます。非イントラとは、突合定義のためのGLコードが存在しないシナリオです。

図 19-1 連結済プロセス・フロー


次のイメージは、連結済プロセス・フローの図です

この場合、LE 1が親法的エンティティで、LE2およびLE3がLE1の直下の子法的エンティティです。同様に、LE4およびLE5は、LE2の直下の子法的エンティティであり、LE1の第2レベルの子孫法的エンティティです。

連結された処置のためにLE2 (親)を選択した場合、LE 4、LE 5およびLE7に対するエクスポージャは、グループ内エクスポージャとみなされます。

ノート:

連結の突合タイプの場合にのみ、PP側でデータが集計されます。このような集計では、データの突合のみが行われ、保有が少数か過半数かは考慮されません。

商品プロセッサでは、グループ内エクスポージャは顧客参照IDで識別されます。LE2については、顧客参照IDがLE4、LE5およびLE7の場合に、これらがグループ内エクスポージャとみなされます。LE3またはLE6に対するエクスポージャは、LE 2の子でも子孫でもないため、グループ内エクスポージャとはみなされません。連結された処置のためにLE7を選択した場合、LE7には子法的エンティティがないため、グループ内エクスポージャとみなされるエクスポージャはありません。

ノート:

PP表では、グループ内エクスポージャは顧客参照IDで識別されます。