10.4 元帳構成
元帳構成は、リリース22Cで追加されました。SLAを実行する前に、「Product Information」および「Ledger Configuration」の両方が完了している(100%と示されている)ことを確認してください。
元帳割当の変更が行われるたびに、元帳構成を実行する必要があります。
元帳構成を実行するには、「Ledger Configuration」の隣にあるバーをクリックして、構成UIを起動します。ヘッダーには、元帳割当の実行時に行った選択に基づいて値が事前移入されます。データは、ディメンション表またはシードLOV (値リスト)表のいずれかから取得されます。ディメンション表またはLOV表のいずれにデータがあるのかに応じて、UIには、属性の値を選択するためのドロップダウン・リストまたは値を入力するためのテキスト・ボックスがそれぞれ表示されます。
構成では、if、else if、elseロジックを使用して優先度を指定します。具体的には、ユーザーは属性の値の最初の組合せを指定します。この条件が満たされない場合、次の組合せが実行され、それも満たされない場合は次の組合せが実行される、というように、デフォルト元帳への割当(ユーザーが指定したもの)である最後のオプションに達するまで続けられます。各組合せには最大30個の属性を選択でき、組合せの数には制限がありません。
お持ちのアクセス権限に応じて、「Save」および「Apply」ボタンが表示されます。AFCSBUGRPに属するユーザーは、変更の保存のみを行えます。AFCSAPVRGRPに属するユーザーは、変更を適用できます。変更を保存する前に、重複した組合せが存在しないこと、すべての必須フィールドに値が設定されていること、選択された値が検証され、データ・カタログによって設定された上限を超過していないことの確認といった検証がAFCSによって実行されます。
あるユーザーが変更を適用している間は、変更の適用が完了するまで、他のユーザーが同じ元帳構成を変更することはできません。元帳の構成が完了したら、指定された元帳構成に基づいてSLAを実行でき、レコードに元帳名が割り当てられます。
元帳構成は、次の条件を満たす場合にのみ定義できます:
- SLAは「Configured」または「Available」ステータスである必要があります。
- SLAでの元帳割当時に複数の元帳が選択されている必要があります。
- 元帳割当で使用されている固有属性のみを元帳構成UIで使用できます。
元帳の構成が完了したら、指定された元帳構成に基づいてSLAを実行でき、レコードに元帳名が割り当てられます。
- 「Ledger Configuration」の隣にあるバーをクリックして、構成UIを起動します。この時点で、元帳構成は0%と示されています。
図 10-3 年金ステップ1の補助元帳構成
- 元帳構成UIで、最初の組合せの属性の値を選択または入力します。
図 10-4 年金ステップ2の補助元帳構成
- 「Add Combination」をクリックして、2番目の組合せの属性の値を入力します。
各組合せには最大30個の属性を選択でき、組合せの数には制限がありません。
図 10-5 年金ステップ3の補助元帳構成
- 必要な組合せの数だけ、ステップ3を繰り返します。
- 「Save」をクリックします。検証が実行され、追加された組合せが保存されます。
- 「Sub Ledger Applications」要約ページで、このSLAの「Ledger Configuration」ステータスが50%と示されます。
- AFCSAPVRGRPのメンバーである場合は、「Apply」をクリックして変更を適用できます。変更の適用中は、「Ledger Configuration」ステータスは75%と示されます。
- すべての変更が適用されると、「Ledger Configuration」ステータスは100%と示されます。
図 10-6 年金ステップ4の補助元帳構成