12.2.9 EDD定義のパラメータ

EDDを定義する際に、パラメータをデータ・ファイル名のプレースホルダとして使用できます。

例: 口座番号と残高の2つの列を持つ表を考えます。

表 12-4 EDDパラメータの例

口座番号 残高
A1 1000
A2 1000
A3 1000
A1 1000
A2 1500
A3 1500

この例では、顧客に3つの口座(A1、A2およびA3)があります。

顧客は、2014年1月1日と2日に異なる金額を預け入れました。これらの2つの日付について、次のようにCSVデータ・ファイルを作成できます:
  • 2014年1月1日の口座トランザクションは、td_contracts_/01012014/.csvとして保存されます
  • 2014年1月2日の口座トランザクションは、td_contracts_/01022014/.csvとして保存されます

パラメータMISDATEがランタイムとして定義されている場合、これはmmddyyyy形式の日付を置き換えるプレースホルダとして使用できます。つまり、データ・ファイル名はtd_contracts_%#MISDATE%.csvとして指定できます。このファイルが呼び出されると、ランタイムでファイル名の日付が動的に置き換えられます。

パラメータのデータ型は必ずしもランタイムである必要はありません。定数または現在日などの値にすることができ、データ・ファイル名の値を置き換えるために使用することもできます。