23.2 DBFSコンテンツ・ストア・プロバイダ・インタフェース(DBFSコンテンツSPI)

DBFSコンテンツSPI (ストア・プロバイダ・インタフェース)は単なる仕様にすぎず、パッケージ本体はありません。

DBFSコンテンツAPIからのコールに応答するためにパッケージ本体を実装する必要があります。つまり、DBFSコンテンツSPIは、指定されたメソッド・シグネチャおよびセマンティクスを使用して実装する必要がある、必須プログラム仕様のコレクションです。

必要な場合、ファンクションおよびプロシージャをDBFSコンテンツSPIパッケージ本体に追加できます。実装によっては、その他のメソッドの実装および他のインタフェースの公開が可能ですが、DBFSコンテンツAPIはそれらのインタフェースを使用しません。

DBFSコンテンツSPIは、DBFSコンテンツAPI (パッケージDBMS_DBFS_CONTENT)で定義された各種の要素(定数、タイプおよび例外など)を参照します。

すべてのパス名参照がストア修飾であること、つまり、プロバイダSPIのメソッドを呼び出す前に、DBFSコンテンツAPIによってマウント・ポイントの概念および完全絶対パス名が正規化され、ストア修飾パス名に変換されていることが必要な点に注意してください。

DBFSコンテンツAPIおよびSPI実装は1対多プラガブル・アーキテクチャであるため、DBFSコンテンツAPIは動的SQLを使用してSPI実装のメソッドを起動します。SPI実装がこのドキュメントに記載されているSPI実装の仕様に準拠していない場合、ランタイム・エラーが発生する可能性があります。

DBFSコンテンツAPIで特定のSPI実装がプラグまたはプラグ解除されるタイミングを示す明示的な初期または最終メソッドはありません。SPI実装は、任意のSPIエントリ・ポイントで自身を自動初期化できる必要があります。

関連項目:

  • DBMS_DBFS_CONTENT_SPIパッケージの構文の詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください

  • 詳細は、ファイル$ORACLE_HOME/rdbms/admin/dbmscapi.sqlを参照してください