14.1 SecureFiles LOB用の初期化パラメータ

データベース管理者は、SecureFiles LOBまたはBasicFiles LOBの作成を制御または許可する条件を構成できます。通常、この目的のためにinit.oraファイルのDB_SECUREFILEパラメータを設定します。

DB_SECUREFILE初期化パラメータは動的であり、次のようにALTER SYSTEM文を使用して変更できます。

ALTER SYSTEM SET DB_SECUREFILE = 'ALWAYS';

このパラメータの有効な値は、次の表のとおりです。

説明
NEVER SecureFiles LOBが作成されなくなります。NEVERが指定された場合、SecureFiles LOBとして指定されたLOBはすべて、BasicFiles LOBとして作成されます。記憶域オプションを指定しない場合は、BasicFiles LOBのデフォルト値が使用されます。すべてのSecureFiles LOB固有の記憶域オプションおよび機能(圧縮、暗号化、重複除外など)で例外がスローされます。
IGNORE BasicFile LOBは常に作成し、SecureFiles LOBオプションによって発生する可能性のあるエラーは無視してください。IGNOREが指定された場合、SECUREFILEキーワードおよびすべてのSecureFiles LOBオプションは無視されます。
PERMITTED ユーザーが指定していれば、SecureFiles LOBの作成が許可されます。それ以外の場合は、BasicFiles LOBが作成されます。
PREFERRED(デフォルト) BasicFiles LOBがLOBまたは親LOB (LOBがパーティションまたはサブパーティション内にある場合)に明示的に指定されていなければ、SecureFiles LOBの作成が試行されます。
ALWAYS SecureFiles LOBを作成しようとしますが、SECUREFILEパラメータが明示的に指定されていないかぎり、ASSM表領域にないLOBをBasicFiles LOBとして作成します。指定されるBasicFiles LOB記憶域オプションはいずれも無視され、指定されていないすべての記憶域オプションには、SecureFiles LOBのデフォルト値が使用されます。
FORCE ユーザーがBASICFILEを指定しても、すべてのLOBをSecureFiles LOBとして作成しようとします。このオプションはお薦めできません。かわりにPREFERREDまたはALWAYSを使用する必要があります。