8.1 LOB用のデータ・インタフェースの概要
LOB用のデータ・インタフェースには、LOBデータ型を使用するように拡張された一連のJavaおよびOCI APIが含まれています。
これらのAPIは、当初はVARCHAR2、RAW、LONG
やLONG RAW
などのレガシー・データ型で使用するために設計されましたが、次の表に示す対応するLOBデータ型でも使用できます。この表で、「バインド型または定義型」列はレガシー・データ型を示し、「LOB列の型」列は対応するサポート対象のLOBデータ型を示します。LOB用のデータ・インタフェースを使用すると、対応するレガシー・データ型に格納されている場合と同様に、文字データとバイナリ・データをLOB列に格納して操作できます。データ・インタフェースでは、最大2 GBから1 GBを引いた(2 GB - 1)データ・サイズ(sb4
データ型の最大サイズ)がサポートされています。
ノート:
データ・インタフェースは、オブジェクトの属性である永続LOB、一時LOBおよびLOBに対して機能します。この章では、「LOB列」とはLOB列およびLOB属性を意味します。この説明のほとんどは文字データ型に焦点を当てていますが、次の表に示す文字データ型とバイナリ・データ型の完全なセットにも同じ概念が適用されます。CLOB
は、表内のNCLOB
も意味します。
表8-1 OCIでの対応するLONGおよびLOBデータ型
バインド型または定義型 | LOB列の型 | 格納するデータ |
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文字データ |
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文字データ |
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文字データ |
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文字データ |
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バイナリ・データ |
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バイナリ・データ |
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バイナリ・データ |
親トピック: LOBのデータ・インタフェース