このリリースでの変更点

これは、Oracle XML Developer's Kitプログラマーズ・ガイドの重要な変更の要約です。

サポート対象外となった機能

Oracle Databaseリリース23cのOracle XML Developer's Kitプログマーズ・ガイドでサポートが終了した機能を次に示します。

Oracle Database Extensions for .NETのサポート終了

Oracle Database Extensions for .NETは、Microsoft Windows上のOracle Databaseの機能であり、.NETによって管理される言語(C#など)で記述されたストアド・プロシージャおよびファンクションが使用できるようになります。

Oracle Databaseは、Oracleデータベース・プロセスの外にある外部プロセス内でMicrosoft Common Language Runtime(CLR)をホストします。アプリケーション開発者は、C#やVB.NETなど、任意の.NET準拠言語を使用してストアド・プロシージャおよびファンクションを記述し、これらの.NETストアド・プロシージャを他のPL/SQLまたはJavaストアド・プロシージャと同様にデータベースで使用できます。.NETストアド・プロシージャは、PL/SQLパッケージ、プロシージャ、ファンクションおよびSQL文からのトリガー、またはPL/SQLプロシージャやファンクションをコール可能な場所ならどこからでもコールできます。

次の移行オプションがあります。
  • 中間層への.NETコード(アセンブリ)の移動
  • 外部プロシージャ機能を使用した、外部プロセスのロードおよび.NETアセンブリの実行
  • PL/SQLまたはJavaを使用したストアド・プロシージャのリライト

非推奨となった機能

この項では、Oracle Databaseリリース23cのXML Developer's Kitプログラマーズ・ガイドの非推奨となった機能を示します。

新しいアプリケーションでは、非推奨となった機能と値を使用しないことをお薦めします。推奨されない機能は、下位互換性を維持する目的のみでサポートされています。

XML DBリポジトリの非推奨

Oracle XML DBリポジトリは、Oracle Database 23cでは非推奨です。

Oracleでは、XML DBリポジトリで使用される機能を代替テクノロジに置き換えることをお薦めします。

DBMS_XMLGEN PL/SQLパッケージの非推奨

PL/SQLパッケージDBMS_XMLGENは、Oracle Database 23cで非推奨になりました。

DBMS_XMLGENは、SQL問合せまたはPL/SQLを使用してXMLドキュメントを生成および変換するために提供される非標準のOracle独自のパッケージです。このパッケージは非推奨で、今後のリリースでサポートされなくなる可能性があります。Oracleでは、SQL/XML演算子を使用して、かわりにリレーショナル列からXMLを生成することをお薦めします。XMLドキュメントの生成および変更にANSI SQL/XML演算子を使用すると、XMLドキュメントを操作するための標準化された将来的な方法が提供されます。

非構造化XML索引の非推奨

非構造化XML索引は、Oracle Database 23cでは非推奨です。

非構造化XML索引は非推奨であり、XML検索索引に置き換えられます。Oracleでは、非構造化XML索引をXML検索用索引として再作成することをお奨めします。