バックグラウンド・プロセスはデータベース・インスタンスの一部であり、データベースの操作および複数ユーザーのパフォーマンスを最大化するためのメンテナンス・タスクを実行します。各バックグラウンド・プロセスは一意のタスクを実行しますが、他のプロセスと連携します。データベース・インスタンスを起動すると、Oracle Databaseによってバックグラウンド・プロセスが自動的に作成されます。存在するバックグラウンド・プロセスは、データベースを使用している機能によって異なります。データベース・インスタンスを起動すると、必須のバックグラウンド・プロセスが自動的に開始します。オプションのバックグラウンド・プロセスは、後で必要に応じて開始できます。

必須のバックグラウンド・プロセスは、すべての一般的なデータベース構成に存在します。これらのプロセスは、デフォルトでは、最小限に構成された初期化パラメータ・ファイルを使用して起動された読取り/書込みデータベース・インスタンス内で実行されます。読取り専用データベース・インスタンスはこれらの一部のプロセスを無効化します。必須のバックグラウンド・プロセスには、プロセス・モニター(PMON)、プロセス・マネージャ(PMAN)、リスナー登録(LREG)、システム・モニター(SMON)、データベース・ライター(DBWn)、チェックポイント(CKPT)、管理性モニター(MMON)、管理性モニター・ライト(MMNL)、リカバラ(RECO)およびログ・ライター(LGWR)が含まれます。

ほとんどのオプションのバックグラウンド・プロセスは、タスクまたは機能に固有です。一般的なオプション・プロセスには、アーカイバ(ARCn)、ジョブ・キュー・コーディネータ(CJQ0)、リカバリ・ライター(RVWR)、フラッシュバック・データ・アーカイブ(FBDA)および領域管理コーディネータ(SMCO)が含まれます。

ワーカー・プロセスは、他のプロセスにかわって作業を実行するバックグラウンド・プロセスです。これには、ディスパッチャ(Dnnn)および共有サーバー(Snnn)プロセスが含まれます。