マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)では、コンテナはスキーマ、オブジェクトおよび関連構造の集合です。プラガブル・データベース(PDB)は、ヒューマン・リソース・アプリケーションなどのアプリケーションのデータとコードを格納するユーザー作成のコンテナです。

ユーザーまたはアプリケーションの観点から見ると、PDBは論理的に独立したデータベースであるように見えます。オペレーティング・システムの観点では、CDBはデータベースです。

CDBごとに、次のコンテナがあります。

物理レベルでは、コンテナは物理データファイルで構成されます。各コンテナには1つ以上のデータファイルがあります。論理レベルで、データベースは表領域と呼ばれる論理構造でデータファイルをまたいで割り当てます。

CDBでは、操作中に複数のシステム・ファイルも使用されます。制御ファイルおよびREDOオンライン・ログ・ファイルはCDBに存在し、すべてのPDBおよびアプリケーション・コンテナで共有されます。他のシステム・ファイルはCDBの外部に存在します。

ノート: 非CDBはOracle Database 21cでサポートが終了しました。つまり、Oracle Universal InstallerおよびDatabase Configuration Assistant (DBCA)では非CDBのOracle Databaseインスタンスを作成できなくなりました。