1.2 異機種間サービスのテクノロジについて
異機種間サービスは、Oracle以外のシステムに接続するための一般的なテクノロジを提供します。
データベースの統合コンポーネントとして、異機種間サービスは、強力なSQL分析機能や分散最適化機能などのデータベースの機能を利用できます。
異機種間サービスでは、Oracle SQLエンジンを拡張して、Oracle以外のリモート・システムのSQLおよびプロシージャ機能と、必要なデータ・ディクショナリ情報の取得に必要なマッピングを認識します。 異機種間サービスにより、Oracle SQLをOracle以外のシステムの適切な言語に変換する機能と、Oracle以外のシステムのメタデータをローカル書式で表すデータ・ディクショナリ変換の2種類の変換が提供されます。 変換が使用できない状況では、異機種間サービスのパススルー機能を使用してOracle以外のシステムにシステム固有のSQLを発行できます。
また、異機種間サービスでは、2フェーズ・コミットをネイティブにサポートしないOracle以外のシステムでも、分散トランザクションの整合性を確保するための2フェーズ・コミット・プロトコルの提供など、OracleとリモートのOracle以外のシステム間のトランザクション調整も維持されます。
関連項目:
異機種間サービスの詳細は、『Oracle Database Heterogeneous Connectivityユーザーズ・ガイド』を参照してください。