『Oracle Database JDBC開発者ガイド』の今回のリリースにおける変更点
この項では、Oracle Databaseリリース23cのこのマニュアルでの変更点について説明します。
新機能
この項では、このリリースでの新機能をリストします:
- JDBCサービス・プロバイダ拡張機能
関連項目:
JDBCサービス・プロバイダ拡張機能 - トークンベース認証の拡張サポート
- RADIUSチャレンジ・レスポンス認証のサポート
関連項目:
チャレンジ・レスポンス認証のサポート - Kerberos認証の拡張
関連項目:
Kerberos認証の拡張 - Kerberosの制約付き委任のサポート
関連項目:
Kerberosの制約付き委任のサポート - パイプライン化されたデータベース操作のサポート
- RSIでのデータ・ロード・モードのサポート
- 注釈のサポート
関連項目:
注釈のサポート - Oracle True Cacheのサポート
- Bequeathプロトコルのサポート
関連項目:
Bequeathプロトコルのサポート - SQL BOOLEANデータ型のサポート
- 拡張されたクラウド対応の診断機能
関連項目:
JDBCの診断機能 - マルチプールDRCPのサポート
関連項目:
DRCPでのマルチプールのサポート - 透過的アプリケーション・コンティニュイティ(TAC)によるセッション状態安定(SSS)カーソルのサポート
関連項目:
セッション状態安定カーソルのサポート DBMS_ROLLING
操作時のトランザクション・ガードのサポートDBMS_ROLLING
パッケージの使用による、ローリング・アップグレードでのトランザクション・ガードのサポートにより、アップグレード・プロセス全体でコミット結果が保証されます。関連項目:
データベース開発ガイド- 長いパスワードのサポート
このリリース以降、Oracle Databaseでは最大1024バイトの長さのパスワードがサポートされています。以前のリリースでは、Oracle Databaseのパスワードの長さは最大30バイトでした。パスワードの最大長を増やすと、次の利点が得られます。
- Oracle Identity Cloud Service (IDCS)およびIdentity Access Management (IAM)で使用されるパスワードに対応します。1024バイトまで増加すると、すべてのクラウド・デプロイメントで均一なパスワード・ルールが有効になります。
- パスワードのマルチバイト文字がNLS構成で1バイトを超える場合、30バイトの制限は厳しすぎます。
Oracle Database 23c JDBCドライバでは、パスワードの長さの拡張をサポートしています。
- Oracle Databaseリリース23c以降では、接続プールを使用しないJDBCアプリケーションに、接続プーリングのサポートが暗黙的に提供されます。そのため、アプリケーションで明示的に接続が閉じられない場合でも、実行時に、アプリケーションによってデータベース操作が開始および完了されるときに、データベース常駐接続プール(DRCP)サーバーがアプリケーション接続に対して自動的に割り当てられます。
関連項目:
Oracle Database開発ガイド