13.7 WebLogic ServerのJTA/XAトランザクションによるシャーディング

Oracle Database 23cリリース以降では、WebLogic ServerでUCPをネイティブ・データソースとして構成するときに、JTA/XAトランザクションでシャーディングを使用できます。この機能により、コンテナ管理のJTA/XAトランザクションやシャーディングが必要なアプリケーションなど、多くのアプリケーションを含むようにUCP中間層のカバレッジが広がります。

Java Transaction API (JTA)は、トランザクション・マネージャと分散トランザクション・システム(リソース・マネージャ、アプリケーション・サーバーおよびトランザクション・サーバー)に関わるパーティ間の標準のJavaインタフェースを指定します。現在、UCPネイティブ・データソース・シャーディングAPIを使用するJava Enterpriseアプリケーションは、Oracleシャード・データベースへの接続を取得するために、WebLogicトランザクション・マネージャ(TM)で管理されるJTA/XAトランザクションに参加できます。

接続リクエストにすべての指定されたシャーディング・キー・パラメータを持つXAトランザクション(同じOracleシャード・データベース・インスタンスにつながる)の場合、XAトランザクションは正常に処理され、変更がコミットされます。XAトランザクションの場合、異なるOracleシャード・データベース・インスタンスにつながると、UCPネイティブ・データソースではWebLogicトランザクション・マネージャに対して例外が発生し、トランザクションはロールバックされます。

関連項目:

詳細は、Oracle WebLogic Serverのドキュメントを参照してください