ODP.NET管理対象外ドライバからODP.NET管理対象ドライバまたはODP.NET Coreへの移行

管理対象ODP.NETおよびODP.NET Coreでより優れた新機能セットを利用するために、開発者は既存の管理対象外ODP.NETのコードをこれらのプロバイダに移行しています。管理対象外から管理対象またはコアのODP.NETへの移行は多くの場合、明快で単純です。

ODP.NET、管理対象ドライバおよびODP.NET CoreのAPIはほぼ同じです。これらの2つのプロバイダAPIは、通常、ODP.NET管理対象外ドライバAPIと一致します。

管理対象外ODP.NETは非推奨であるため、将来的に新機能の数は少なくなります。管理対象およびコアのプロバイダには、新しいOracleデータベース、クラウドおよび.NET機能のサポートが継続的に追加されます。

管理対象外ODP.NETから管理対象ODP.NETまたはODP.NET Coreに移行するには、次のステップを実行します。

  1. .NETプロジェクトでOracle.ManagedDataAccess.dllに対する参照を追加します。
  2. ODP.NET管理対象外ドライバの既存のネームスペース参照を、ODP.NET管理対象ドライバの参照に変更します。
    // C#
    using Oracle.ManagedDataAccess.Client;
    using Oracle.ManagedDataAccess.Types;
    
    // VB
    Imports Oracle.ManagedDataAccess.Client
    Imports Oracle.ManagedDataAccess.Types
    
  3. ODP.NET管理対象ドライバはWindowsレジストリ設定をほとんどサポートしておらず、.NET構成設定のフォーマットも異なるため、一部のプロバイダの構成設定は移行が必要です。ODP.NET Coreは、Windowsレジストリ設定および.NET Framework構成ファイル(つまり、app/machine/web.config)をサポートしていません。

関連項目:

詳細は、「Oracle Data Provider for .NETの構成」を参照してください。