ConfigurationFile
このプロパティは、OCIトークン認証値が存在する構成ファイルの場所を設定します。
宣言
// C# public string ConfigurationFile { set; }
例外
ociTokenAuthenticationConfiguration
オブジェクトを使用して接続がオープンされた後、アプリケーションがこのプロパティを設定してそのオブジェクトを変更しようとすると、InvalidOperationException
が発生します。
備考
このパラメータは、OCI APIキーおよびOCI対話型認証フローにのみ適用され、オプションです。
このパラメータが指定されるたびに、構成ファイル名を含むディレクトリ・パス全体を指定する必要があります。ODP.NETは、標準的なファイル名がない場合は使用しません。構成ファイルの設定の例は、C:\Users\admin\.oci\config
です。C:\Users\admin\.oci\
などのパスからファイル名config
をスキップすると、エラーがスローされます。
このパラメータが設定されていない場合、ODP.NETはデフォルトの場所C:/<user-profile>/.OCI/config
のOCI構成ファイルを使用します。パラメータが設定されておらず、デフォルトの構成ファイルが見つからない場合、ユーザーはコンソールでOCI対話型認証フローのリージョンIDを指定するように求められます。使用可能なリージョンIDのリストがユーザーに表示されます。OCI APIキー・フローの場合は、ユーザーにエラーが表示されます。
Windowsでは、Oracle HOME
およびUSERPROFILE
環境変数が設定されている場合は、それらがデフォルトのディレクトリの場所に使用されます。それ以外の場合は、Oracle HOMEPATH
およびHOMEDRIVE
環境変数が使用されます。
サンプル・コード
OracleConnection conn = new OracleConnection(constr); conn.TokenAuthentication = OracleTokenAuth.OciApiKey; OciTokenAuthentication tokenconfig = new OciTokenAuthentication{ ConfigurationFile = "<CONFIGURATION FILE>", Profile = "<PROFILE>", Compartment = "<COMPARTMENT OCID>", Database = "<DATABASE OCID>" } conn.UseOciTokenAuthentication(tokenConfig); conn.Open(); conn.Close();