2.99 DB_SECUREFILE
DB_SECUREFILE
には、SecureFilesとしてLOBファイルを処理するかどうかを指定します。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
構文 |
|
デフォルト値 |
|
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
はい |
基本 |
いいえ |
値:
-
NEVER
SecureFilesとして指定されるすべてのLOBは、BasicFiles LOBとして作成されます。すべてのSecureFile固有のストレージ・オプションと機能(たとえば、圧縮、暗号化、非複製)は、例外を発生させる原因になります。指定されていないストレージ・オプションに対してBasicFiles LOBのデフォルトが使用されます。
-
PERMITTED
LOBはSecureFilesとして作成できます。
-
PREFERRED
LOBのStorage句内で
BASICFILE
が明示的に指定されていないか、表領域が手動セグメント領域管理表領域でないかぎり、すべてのLOBはSecureFilesとして作成されます。PREFERRED
が設定されると、パーティションまたは列レベルのLOB記憶域からBASICFILE
が継承される場合でもこれが無視され、かわりにLOBはSecureFilesとして作成されます。 -
ALWAYS
すべてのLOBがSecureFiles LOBとして作成されますが、明示的に
SECUREFILE
を指定していない場合は、自動セグメント領域管理(ASSM)の表領域以外にあるLOBはBasicFile LOBとして作成されます。指定されるBasicFiles LOB記憶域オプションはいずれも無視され、指定されていないすべての記憶域オプションには、SecureFiles LOBのデフォルト値が使用されます。 -
IGNORE
SECUREFILE
キーワードおよびすべてのSecureFilesオプションは無視されます。
COMPATIBLE
初期化パラメータが11.1.0
以上に設定されていない場合、LOBはSecureFileとして処理されません。
2つのパーティション(ASSMが使用可能な表領域があるパーティションおよびASSMが使用禁止である表領域があるパーティション)を持つLOB列がある場合、ASSMが使用可能な表領域を持つパーティションのLOBはSecureFilesとして処理され、その他のパーティションのLOBはBasicFilesとして処理されます。
アプリケーションがSecureFilesで認証されていない場合は、DB_SECUREFILE
初期化パラメータの値をPERMITTED
に設定して、Oracle Database 11gのデフォルトの動作を確保できます。
関連項目:
ALTER SYSTEM
文を使用したこのパラメータの設定例は、『Oracle Database SecureFilesおよびラージ・オブジェクト開発者ガイド』を参照してください。