2.207 MANDATORY_USER_PROFILE

MANDATORY_USER_PROFILEでは、CDBまたはPDBの必須ユーザー・プロファイルを指定します。

特性 説明

パラメータ・タイプ

文字列

構文

MANDATORY_USER_PROFILE = profile_name

デフォルト値

デフォルト値なし

変更可能

ALTER SYSTEM

PDBで変更可能

はい

基本

いいえ

Oracle RAC

複数インスタンスには、同じ値を使用する必要がある。

profile_nameには、必須ユーザー・プロファイルの名前を指定します。必須ユーザー・プロファイルは、次のSQL文を使用してCDBルートに作成される共通プロファイルです。

CREATE MANDATORY PROFILE ... CONTAINER = ALL;

MANDATORY_USER_PROFILEの値は、CDBルートまたはPDBで設定できます。

  • CDBルートでこのパラメータを設定すると、指定した必須ユーザー・プロファイルがCDBルートおよびすべてのPDBに適用されます。

  • PDBでこのパラメータを設定すると、指定した必須ユーザー・プロファイルがそのPDBにのみ適用され、CDBルートの必須ユーザー・プロファイル(存在する場合)がオーバーライドされます。

CDBルートまたはPDBでMANDATORY_USER_PROFILEの値を設定できるのは、共通に付与されるALTER SYSTEM権限または共通に付与されるSYSDBA権限を持つ共通ユーザーのみです。これにより、ローカルPDB管理者はCDBルートで施行される制限を回避できなくなります。

関連項目:

必須ユーザー・プロファイルの詳細は、Oracle Databaseセキュリティ・ガイドを参照してください。