2.232 NLS_CALENDAR
NLS_CALENDAR
には、Oracleが使用する暦法を指定します。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
構文 |
|
デフォルト値 |
なし。暗黙的に |
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
はい |
値の範囲 |
有効なカレンダ書式名 |
基本 |
いいえ |
NLS_CALENDAR
パラメータには、次の値のいずれかを指定できます。
-
Arabic Hijrah (イスラム暦)
-
English Hijrah (英語版イスラム暦)
-
Gregorian (グレゴリオ暦)
-
Japanese Imperial (日本の元号暦)
-
Persian (ペルシャ暦)
-
ROC Official(台湾暦)
-
Thai Buddha (タイ仏教暦)
たとえば、NLS_CALENDAR
が「Japanese Imperial」に設定され、日付書式が「E YY-MM-DD」であるとします。(「E」は、省略された元号名に対するの日付書式要素です。)日付が1997年5月15日の場合、SYSDATE
は次のように表示されます。
SELECT SYSDATE FROM DUAL; SYSDATE -------- H 09-05-15
ノート:
この初期化パラメータNLS_CALENDER
の値は、このパラメータのセッション値の初期化に使用され、SQL問合せの処理で参照される実際の値です。初期化パラメータが指定されていない場合、初期セッション値はGREGORIAN
となります。クライアントがOCIベースで、NLS_LANG
のクライアント設定(環境変数)が定義されている場合、この初期値はクライアント側の値でオーバーライドされます。
関連項目:
使用可能な暦法のリストは、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。