2.315 READ_ONLY

READ_ONLYは、ユーザー・セッションの読取り専用モードを有効または無効にします。

特性 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

false

変更可能

ALTER SESSION

PDBで変更可能

いいえ

値の範囲

true | false

基本

いいえ

Oracle RAC

インスタンスごとに異なる値を使用可能。

READ_ONLYパラメータを使用すると、CDBまたはコンテナ全体を読取り専用モードにする必要なしに、ユーザー・セッションでの書込み操作を禁止できます。このパラメータは、任意のタイプのユーザーによって作成されたセッション(CDB共通ユーザー、アプリケーション共通ユーザー、ローカル・ユーザーなど)で設定できます。このパラメータは、コンテナが読取り/書込みモードでオープンされている場合に、任意のタイプのコンテナ(CDBルート、PDB、アプリケーション・ルート、アプリケーションPDBなど)で有効です。

  • 現在のセッションに対して読取り専用モードを有効にするには、READ_ONLYパラメータをtrueに設定します。セッションにアクティブなトランザクションがある場合、このパラメータをtrueに設定することはできません。

  • 現在のセッションに対して読取り専用モードを無効にするには、READ_ONLYパラメータをfalseに設定します。

ユーザー・セッションのREAD_ONLYパラメータ値は、V$CONTAINER_TOPOLOGYV$CONTAINERSV$DATABASEおよびV$PDBSなどのビューに表示されるセッション・コンテナの、OPEN_MODE列の値には影響しません。

ノート:

このパラメータは、Oracle Database 23c以降で使用できます。