2.366 SORT_AREA_SIZE
SORT_AREA_SIZE
には、ソートに使用するメモリーの最大量をバイトで指定します。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
整数 |
デフォルト値 |
|
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
はい |
値の範囲 |
最小値: 6個のデータベース・ブロックに相当する値 最大値: オペレーティング・システム依存 |
基本 |
いいえ |
ノート:
インスタンスが共有サーバーのオプションで構成されていないかぎり、SORT_AREA_SIZE
パラメータを使用することはお薦めしません。かわりに、PGA_AGGREGATE_TARGET
を設定して、SQL作業領域の自動サイズ指定を使用可能にすることをお薦めします。SORT_AREA_SIZE
は、下位互換性を保つために残されます。
ソート完了後、行が戻される前に、ソート用に割り当てられたすべてのメモリー(SORT_AREA_RETAINED_SIZE
パラメータの指定量を除く)が解放されます。最後の行が戻されると、残りのメモリーが解放されます。
SORT_AREA_SIZE
のサイズを増加させると、大きいソートの効率が上がります。
問合せの各ソートは、SORT_AREA_SIZE
によって指定された量までメモリーを消費でき、問合せには複数のソートがある場合があります。また、問合せがパラレルに実行される場合、各PXサーバーは実行するソートごとに、SORT_AREA_SIZE
によって指定された量までメモリーを消費できます。
SORT_AREA_SIZE
は、ビットマップ索引に対する挿入および更新にも使用されます。この値を正しく設定すると、セグメント内で2つ以上の行が変更される場合でも、各DML操作に対して、ビットマップ・セグメントの変更が1回で済みます。
SORT_AREA_SIZE
の値が大きいほど、メモリー内で実行できるソートの数が多くなります。ソートを完了させるために、与えられたメモリー以上の領域が必要な場合、ディスク上の一時セグメントは、ソートの中間結果を保持するために使用されます。
ほとんどのOLTP操作の場合、デフォルト値で十分です。意思決定支援システム、バッチ・ジョブまたは大規模なCREATE INDEX
操作では、このパラメータの調整が必要となる場合があります。
関連項目:
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ソート領域の詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください。
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システムのデフォルト値については、オペレーティング・システム固有のOracleマニュアルを参照してください。