2.405 UNDO_TABLESPACE
UNDO_TABLESPACE
には、インスタンスの起動時に使用するUNDO表領域を指定します。インスタンスが手動UNDO管理モードのときにこのパラメータを指定すると、エラーが発生して起動できません。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
構文 |
|
デフォルト値 |
データベース内の最初に使用可能なUNDO表領域。 |
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
はい |
値の範囲 |
既存の有効なUNDO表領域名 |
基本 |
はい |
Oracle RAC |
設定する場合は、各インスタンスに一意の値を指定する必要がある。 |
UNDO_TABLESPACE
パラメータを省略した場合、データベースで最初に使用可能なUNDO表領域が選択されます。使用可能なUNDO表領域がない場合、インスタンスはUNDO表領域を使用せずに起動します。この場合、ユーザー・トランザクションは、SYSTEM
ロールバック・セグメントを使用して実行されます。通常、このモードでは実行しないでください。
インスタンスの実行中に、1つのUNDO表領域を別のUNDO表領域と置き換えることができます。
ノート:
Oracle Data Guard構成内にあるプライマリ・データベース上のこのパラメータを更新する場合、構成内にあるすべてのフィジカル・スタンバイ・データベース上でこのパラメータを更新する必要があります。これにより、スタンバイ・データベースがプライマリ・データベースになった際、UNDO表領域の検出が可能になります。
関連項目:
UNDO表領域の作成方法の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。