9.10 V$INSTANCE_CACHE_TRANSFER
V$INSTANCE_CACHE_TRANSFER
は、インスタンス間で転送されたキャッシュ・ブロックの統計情報を示します。
Oracleでは、バッファ・キャッシュにバッファされた複数のバージョンのデータが保持されます。現在のバッファ(またはブロック)CURRENT_BLOCK
は、最近の変更すべてを含む最新コピーです。読取り一貫性バッファ(またはブロック)CR_BLOCK
には、現在のバッファより前の特定の時点におけるデータのバージョンが含まれています。ここでは、読取りの一貫性が保持されています(つまり、バッファ内に表示されるすべてのデータが問合せの開始時刻と対応しています)。
したがって、同一のデータ・ブロックに対して、バッファ・キャッシュ内に複数のコピーが存在する場合があります。この場合、1つの現行コピー、および1つ以上の読取り一貫性コピー(異なるスナップショット時刻においてデータの一貫性がある)が含まれます。
列 | データ型 | 説明 |
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ブロックの転送元のインスタンス |
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キャッシュ・ブロックのクラス |
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特定のインスタンスによって送信されたが、このインスタンスで受信されていないブロックの数 |
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特定のインスタンスによって送信されたが、このインスタンスで受信されていないブロックの待機時間 |
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リモート処理の遅延によって影響されなかったCRブロック転送 |
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特定のインスタンスからのCRブロックの合計待機時間(他の待機時間を含む) |
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双方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信されたCRブロックの数 |
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双方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信されたCRブロックの待機時間 |
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3方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信されたCRブロックの数 |
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3方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信されたCRブロックの待機時間 |
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リモート・インスタンスからRDMA経由で直接読み取られたCRブロックの数 |
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リモート・インスタンスからRDMA経由でCRブロックを直接読み取るまでの合計待機時間(センチ秒単位) |
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リモート競合によって影響を受けたCRブロック転送 |
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特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信されたCRブロックの待機時間、および送信インスタンスでフラッシュされたログによって遅延が生じたCRブロックの待機時間 |
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リモート・システムの負荷によって影響を受けたCRブロック転送 |
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特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信されたCRブロックの待機時間、LMSがビジー状態にあったために遅延が生じたCRブロックの待機時間 |
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リモート処理の遅延による影響がなかった現行ブロック転送 |
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特定のインスタンスからの現行ブロックの合計待機時間(他の待機時間を含む) |
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2方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信された現行ブロックの数 |
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2方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信された現行ブロックの待機時間 |
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3方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信された現行ブロックの数 |
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3方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信された現行ブロックの待機時間 |
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リモート・インスタンスからRDMA経由で直接読み取られた現在のブロックの数 |
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リモート・インスタンスからRDMA経由で現在のブロックを直接読み取るまでの合計待機時間(センチ秒単位) |
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リモートの競合による影響を受けた現行ブロック転送 |
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特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信された現行ブロックの待機時間、送信インスタンスでフラッシュされたログによって遅延が生じた現行ブロックの待機時間 |
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リモート・システムの負荷によって影響を受けた現行ブロック転送 |
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特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信された現行ブロックの待機時間、LMSがビジー状態にあったために遅延が生じた現行ブロックの待機時間 |
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データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。
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