9.185 V$RMAN_ENCRYPTION_ALGORITHMS

V$RMAN_ENCRYPTION_ALGORITHMSは、サポートされている暗号化アルゴリズムを示します。このビューは、RMANクライアントがユーザー要求のアルゴリズムを検証するために使用します。

このビューには、現在のリリース用のAES128AES192およびAES256暗号化アルゴリズムがリストされます。デフォルトのアルゴリズムはAES256です。

データ型 説明

ALGORITHM_ID

NUMBER

アルゴリズムを識別するための数値

ALGORITHM_NAME

VARCHAR2(64)

アルゴリズムの名前(たとえば、AES128、AES192、AES256など)

ALGORITHM_DESCRIPTION

VARCHAR2(64)

アルゴリズムの説明

IS_DEFAULT

VARCHAR2(3)

これがCFB暗号化モードのデフォルトの暗号化アルゴリズムであるか(YES)そうでないか(NO)。

CFB暗号化モードは、COMPATIBLE初期化パラメータが23.0.0.0未満の値に設定されている場合に使用されます。それ以外の場合は、IS_DEFAULTXTS列を参照してください。

この値はOracle Databaseによって設定されるため、リリースごとに異なる場合がある(ユーザーが指定したRMAN設定には依存しない)。

RESTORE_ONLY

VARCHAR2(3)

このアルゴリズムがリストア専用に使用可能かどうか(YES | NO)。値がNOの場合は、アルゴリズムをバックアップにも使用できる。この列は、暗号化アルゴリズムがバックアップ用途に対して非推奨かどうかを判断する場合に役立つ。

IS_DEFAULTXTS

VARCHAR2(3)

これがXTS暗号化モードのデフォルトの暗号化アルゴリズムであるか(YES)そうでないか(NO)。

XTS暗号化モードは、COMPATIBLE初期化パラメータが23.0.0.0以上の値に設定されている場合に使用されます。それ以外の場合は、IS_DEFAULT列を参照してください。

この値はOracle Databaseによって設定されるため、リリースごとに異なる場合がある(ユーザーが指定したRMAN設定には依存しない)。

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID