A.1 データ型の制限

この表では、データ型の制限について説明します。データ型に関するコメントも記載します。

データ型 制限 コメント

BFILE

最大サイズ: 4GB

ファイル名の最大長: 255文字

ディレクトリ名の最大長: 128バイト

オープンしたBFILESファイルの最大数

BFILEの最大数は、SESSION_MAX_OPEN_FILES初期化パラメータの値によって制限され、このパラメータ自体は、オペレーティング・システムで許容されるオープンしたファイルの最大数によって制限される

BLOB

最大サイズ: (4GB - 1)×DB_BLOCK_SIZE初期化パラメータの値(8から128TB)

表ごとのLOB列の数は、表ごとの列の最大数によってのみ制限されます(つまり、MAX_COLUMNS = STANDARDの場合は1000、MAX_COLUMNS = EXTENDED脚注1の場合は4096)。

関連項目: 詳細は、MAX_COLUMNS初期化パラメータを参照

CHAR

最大サイズ: 2000バイト

なし

CLOB

最大サイズ: (4GB - 1)×DB_BLOCK_SIZE初期化パラメータの値(8から128TB)

表ごとのLOB列の数は、表ごとの列の最大数によってのみ制限されます(つまり、MAX_COLUMNS = STANDARDの場合は1000、MAX_COLUMNS = EXTENDED脚注1の場合は4096)。

関連項目: 詳細は、MAX_COLUMNS初期化パラメータを参照

JSON

最大サイズ: 32MB

なし

リテラル(SQLまたはPL/SQLの文字または数字)

最大サイズ: 4000文字

なし

LONG脚注2

最大サイズ: 2GB - 1

LONG列は、表ごとに1つのみ使用可能

NCHAR

最大サイズ: 2000バイト

なし

NCLOB

最大サイズ: (4GB - 1)×DB_BLOCK_SIZE初期化パラメータの値(8から128TB)

表ごとのLOB列の数は、表ごとの列の最大数によってのみ制限されます(つまり、MAX_COLUMNS = STANDARDの場合は1000、MAX_COLUMNS = EXTENDED脚注1の場合は4096)。

関連項目: 詳細は、MAX_COLUMNS初期化パラメータを参照

NUMBER

最大値: 999...(9が38個)×10125

-999...(9が38個)×10125 最小値

38桁の精度(仮数)まで表現可能

38桁の精度(仮数)まで表現可能

NVARCHAR2

最大サイズ: 4000バイト、または32767バイト(MAX_STRING_SIZE初期化パラメータがEXTENDEDに設定されている場合)

関連項目: 詳細は、MAX_STRING_SIZE初期化パラメータを参照

なし

Precision

38桁の有効数字

なし

RAW

最大サイズ: 2000バイト、または32767バイト(MAX_STRING_SIZE初期化パラメータがEXTENDEDに設定されている場合)

関連項目: 詳細は、MAX_STRING_SIZE初期化パラメータを参照

なし

VARCHAR2

最大サイズ: 4000バイト、または32767バイト(MAX_STRING_SIZE初期化パラメータがEXTENDEDに設定されている場合)

関連項目: 詳細は、MAX_STRING_SIZE初期化パラメータを参照

なし

脚注1

表内の絶対最大列数は、MAX_COLUMNS初期化パラメータの値に応じて1000または4096になります。ただし、オブジェクト表(またはオブジェクト、ネストした表、VARRAYまたはREF型の列を含むリレーショナル表)を作成する場合は、Oracleにより、ユーザー定義型の列はリレーショナル列にマップされ、その結果作成される非表示の列も、最大列制限の対象として数えられます。Oracleによる、そのような表の合計列数の算出方法については、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。

脚注2

LONGデータ型(LONGLONG RAWLONG VARCHARLONG VARRAW)のすべての形式はOracle8iリリース8.1.6で非推奨になりました。以降のリリースでは、LONGデータ型は既存のアプリケーションとの下位互換性のために提供されていました。以降のリリースで開発された新しいアプリケーションでは、大量の文字データを格納するためにCLOBまたはNCLOBデータ型を使用することをお薦めします。

関連項目: