2.1 JSONリレーショナル二面性ビューの制限
Oracle Database 23cでのJSONリレーショナル二面性ビューの制限を次に示します。
- 次の列データ型は、二面性ビューでは使用できません。
TIMESTAMPWITHLOCALTIMEZONE
BFILE
ROWID
UROWID
XMLTYPE
ANYTYPE
ANYDATA
ANYDATASET
HTTPURIType
XDBURIType
DBURIType
SDO_POINT_TYPE
SDO_ELEM_INFO_ARRAY
SDO_ORDINATE_ARRAY
SDO_GEOMETRY
SDO_TOPO_GEOMETRY
- オブジェクト型(抽象データ型)
- JSONリレーショナル二面性ビューは、Simple Oracle Document Access (SODA) APIでは使用できません。
- 二面性ビューは、次の場所に作成できません。
- システム・パーティション表
- パーティション拡張表
- シャード表
- ビュー(エディショニング・ビューを除く)。ビューには、マテリアライズド・ビューおよび二面性ビューが含まれます。
- 外部表
- ハイブリッド・パーティション表
- グローバル一時表またはプライベート一時表
- リモート表(データベース・リンク上の表など)
- データベース・リンク間の二面性ビューの更新はサポートされていません。
- 二面性ビューの
DATA
列に、機能索引、JSON検索索引またはJSON複数値索引を作成することはできません。 - 基礎となる表の列でのJSON検索索引の使用はサポートされていません。
- 二面性ビューでの仮想プライベート・データベース(VPD)およびOracle Real Application Security (RAS)はサポートされていません。
- 基礎となる表のVPDは、すべての文(
INSERT
、UPDATE
、DELETE
またはSELECT
)がポリシーに含まれている場合にのみサポートされます。ただし、すべての文タイプがVPDポリシーに含まれていない場合、エラーは返されませんが、DMLおよび問合せの結果が予期しない場合や失敗する場合があります。 - 透過的機密データ保護は、二面性ビューおよび基礎となる表ではサポートされていません。
- リダクションされた列がETAGの一部である場合は、双方向ビューの表の列をリダクションできません。
- JSONリレーショナル二面性ビューはJSONタイプに依存するため、19c以前のSQL*Plusクライアントは、データ型が
JSON
のDATA
列を使用する問合せ、DMLまたはその他のSQL操作には使用できません。 - 実表内のテキストJSON列(
VC2/CLOB/BLOB
とIS-JSON
制約)を持つ実表では、二面性ビューを作成できません。 - 同じ親オブジェクト内でネストされたJSON構造(オブジェクトまたは配列)を定義するために同じ副問合せを複数回使用することはできません。
- ファイングレイン監査ポリシーは、二面性ビューではサポートされていません。
- DMLエラー・ロギングは、二面性ビューではサポートされていません。
- 二面性ビュー名にはASCII文字を使用してください。一部の操作では、ASCII以外の文字をUTF8以外のデータベース文字とともに使用すると失敗することがあります。
- 二面性ビューの
DATA
列を問い合せる場合、type( )項目メソッドを含むJSONパス式はサポートされません。