ALTER LIBRARY
目的
ALTER
LIBRARY
文を使用すると、ライブラリを明示的に再コンパイルできます。明示的に再コンパイルすることによって、実行時に暗黙的に再コンパイルする必要がなくなり、また、実行時のコンパイル・エラーとパフォーマンス上のオーバーヘッドもなくなります。
ノート:
この文では、既存のライブラリの宣言または定義は変更されません。ライブラリを再宣言または再定義する場合は、CREATE LIBRARYにOR
REPLACE
句を指定します。
前提条件
ライブラリがSYS
スキーマ内にある場合、SYSDBA
として接続する必要があります。そうでない場合は、ライブラリが自分のスキーマ内にあるか、ALTER
ANY
LIBRARY
システム権限が必要です。
構文
alter_library::=
(library_compile_clause
: この句の構文の詳細は、『Oracle Database PL/SQL言語リファレンス』を参照してください。)
セマンティクス
IF EXISTS
IF EXISTS
は、既存の表を変更する場合に指定します。
ALTER VIEW
にIF NOT EXISTS
を指定すると、ORA-11544: Incorrect IF EXISTS clause for ALTER/DROP statement
が発生します。
schema
ライブラリが含まれているスキーマを指定します。schema
を指定しない場合、プロシージャは自分のスキーマ内にあるとみなされます。
library_name
再コンパイルするライブラリの名前を指定します。
library_compile_clause
この句の構文とセマンティクスの詳細およびライブラリの作成とコンパイルの詳細は、『Oracle Database PL/SQL言語リファレンス』を参照してください。
EDITIONABLE | NONEDITIONABLE
この句を使用すると、schema
のスキーマ・オブジェクト・タイプLIBRARY
のエディショニングが後で有効化されたときに、そのライブラリをエディション・オブジェクトにするか非エディション・オブジェクトにするかを指定できます。デフォルトは、EDITIONABLE
です。エディション・オブジェクトと非エディション・オブジェクトの変更の詳細は、『Oracle Database開発ガイド』を参照してください。