SQL式
式は、1つ以上の値、演算子、および値に評価されるSQLファンクションの組合せです。一般に、式のデータ型は、そのコンポーネントのデータ型になります。
この単純な式は4に評価され、データ型はNUMBER
(構成要素と同じデータ型)です。
2*2
次の式は、関数と演算子を使用するより複雑な式の例です。この式は現在の日付に7日を加算し、合計から時間の要素を削除し、結果をCHAR
データ型に変換します。
TO_CHAR(TRUNC(SYSDATE+7))
次の場所で式を使用できます。
-
SELECT
文のselectリスト -
WHERE
句およびHAVING
句の条件 -
CONNECT
BY
句、START
WITH
句およびORDER
BY
句 -
INSERT
文のVALUES
句 -
UPDATE
文のSET
句
たとえば、次のUPDATE
文のSET
句で、引用符で囲まれた文字列'Smith'
のかわりに式を使用することもできます。
SET last_name = 'Smith';
このSET
句では、引用符で囲まれた文字列'Smith
'のかわりに、INITCAP
(last_name
)を使用しています。
SET last_name = INITCAP(last_name);
次の構文に示すとおり、式にはいくつかの書式があります。
expr::=
simple_expression::=,,,,,,,boolean_expression::=
Oracle Databaseは、すべてのSQL文のすべての部分で、式のすべての書式を受け入れるわけではありません。該当する文における式の制限事項の詳細は、このマニュアルの特定のSQL文に関する項を参照してください。
このマニュアルの他の箇所で、条件、SQLファンクションまたはSQL文にexpr
が示されている場合は、必ず適切な式の表記法を使用してください。それに続く項では、様々な式の例をあげて説明しています。