DROP EDITION
目的
DROP
EDITION
文を使用すると、エディション、およびそれに含まれる実際のエディション化可能なすべてのオブジェクトを削除できます。実際のエディション化可能なオブジェクトとは、エディション内で作成または変更されたエディション化可能なオブジェクトのことです。
関連項目:
エディション化可能なオブジェクト型のリストについては、「CREATE EDITION」を参照してください。
前提条件
直接またはロールを介して付与されたDROP
ANY
EDITION
システム権限が必要です。
構文
drop_edition::=
セマンティクス
IF EXISTS
既存のエディションを削除するには、IF EXISTS
を指定します。
DROP
にIF NOT EXISTS
を指定すると、ORA-11544: Incorrect IF EXISTS clause for ALTER/DROP statement
が発生します。
エディション化が可能でないオブジェクト、またはエディション化が可能でも現行のエディションで実体化されていないオブジェクトは、削除されません。
指定したエディションに実際のエディション化可能なオブジェクトが含まれている場合は、CASCADE
を指定する必要があります。
制限事項
この文には、次の条件および制限事項があります。
-
指定したエディションに、親エディションと子エディションの両方は存在できません。
-
デフォルト・エディションを削除しようとすると、
DROP
EDITION
は失敗します。 -
ルート・エディションを削除しようとしたときに、そのエディションから以前に削除されたオブジェクトがごみ箱に少なくとも1つ存在する場合、
DROP
EDITION
は失敗します。このような状況では、DROP
EDITION
CASCADE
も失敗します。この場合、PURGE
DBA_RECYCLEBIN
文を使用してごみ箱内のすべてのオブジェクトを消去してから、エディションを削除してください。詳細は、「PURGE」を参照してください。同様に、リーフ・エディションを削除しようとしたときに、そのエディションから以前に削除されたオブジェクトがごみ箱に少なくとも1つ存在する場合、
DROP
EDITION
は失敗します。ただし、このような状況でも、DROP
EDITION
CASCADE
は成功します。エディション化されたオブジェクトがごみ箱に入れられるのは、そのオブジェクトがトリガーである場合のみです。
例
この文の使用例については、「CREATE EDITION」を参照してください。