SYS_DBURIGEN
構文
目的
SYS_DBURIGen
は、引数として1つ以上の列または属性、およびオプションでROWIDを取り、特定の列または行オブジェクトへのDBUriType
データ型のURLを生成します。これによって、データベースからXML文書を検索するためのURLを使用できるようになります。
参照するすべての列または属性は、同じ表内に存在する必要があります。これらは、主キーの役割を果たす必要があります。実際に表の主キーに一致する必要はありませんが、一意の値を参照する必要があります。複数の列を指定すると、最後の列以外のすべての列はデータベースの行を識別し、指定された最後の列は行にある列を識別します。
デフォルトでは、URLはフォーマットされたXML文書を指します。URLにドキュメントのテキストのみを指す場合は、オプションの'text()
'を指定します
ノート:
このXMLコンテキストでは、小文字のtext
はキーワードであり、構文のプレースホルダではありません。
列または属性を含む表またはビューが、問合せのコンテキストで指定されるスキーマを持たない場合、Oracle Databaseは、表名またはビュー名をパブリック・シノニムとして解析します。
関連項目:
データベースのDBURIType
データ型およびXML文書の詳細は、『Oracle XML DB Developer's Guide』を参照してください。
例
次の例では、SYS_DBURIGen
ファンクションを使用して、サンプル表hr.employees
のemployee_id
= 206である行のemail
列へのDBUriType
データ型のURLを生成します。
SELECT SYS_DBURIGEN(employee_id, email) FROM employees WHERE employee_id = 206; SYS_DBURIGEN(EMPLOYEE_ID,EMAIL)(URL, SPARE) -------------------------------------------------------------------- DBURITYPE('/PUBLIC/EMPLOYEES/ROW[EMPLOYEE_ID=''206'']/EMAIL', NULL)