SYS_XMLGEN
ノート:
SYS_XMLGen
ファンクションは、非推奨です。これは、下位互換性を保つためにのみサポートされています。そのかわりに、SQL/XML生成ファンクションを使用してください。詳細は、『Oracle XML DB開発者ガイド』を参照してください。
構文
目的
SYS_XMLGEN
は、データベースの特定の行および列を評価する式を取り、XML文書を含むXMLType
型のインスタンスを戻します。expr
は、スカラー値、ユーザー定義型またはXMLType
インスタンスです。
-
expr
がスカラー値である場合、ファンクションはスカラー値を含むXML要素を戻します。 -
expr
が型である場合、ファンクションはXML要素へユーザー定義型の属性をマップします。 -
expr
がXMLType
インスタンスである場合、ファンクションはデフォルトのタグ名がROW
であるXML要素でドキュメントを囲みます。
デフォルトでは、XML文書の要素はexpr
の要素と一致します。たとえば、expr
が列名に変換される場合、XMLの囲み要素は同じ列名になります。XML文書を別の方法でフォーマットする場合は、XMLFormat
オブジェクトのインスタンスであるfmt
を指定します。
関連項目:
XMLFormat
型の詳細およびSYS_XMLGen
の結果をフォーマットするための属性の使用方法は、「XML書式モデル」を参照してください。
例
次の例では、サンプル表oe.employees
からemployee_id
値が205の従業員の電子メールIDを検出し、EMAIL
要素を持つXML文書を含むXMLType
のインスタンスを生成します。
SELECT SYS_XMLGEN(email) FROM employees WHERE employee_id = 205; SYS_XMLGEN(EMAIL) ------------------------------------------------------------------- <?xml version="1.0"?> <EMAIL>SHIGGINS</EMAIL>