TO_APPROX_PERCENTILE
目的
TO_APPROX_PERCENTILE
では、その入力として、近似パーセンタイル情報を含む詳細、パーセンタイル値およびソート指定を取得し、そのソート指定に従ってそのパーセンタイル値に該当する近似値を戻します。
detail
には、APPROX_PERCENTILE_DETAIL
ファンクションまたはAPPROX_PERCENTLE_AGG
ファンクションで作成されたBLOB
型の詳細を指定します。
expr
には、0から1までの数値と評価されるパーセンタイル値を指定します。ERROR_RATE
句またはCONFIDENCE
句を指定した場合、パーセンタイル値は適用されません。この場合、expr
には、NULLまたは0から1までの数値を指定する必要があります。ただし、値は無視されます。
datatype
には、詳細の近似パーセンタイル情報のデータ型を指定します。これは、詳細を生成したAPPROX_PERCENTILE_DETAIL
ファンクションに指定した式のデータ型です。有効なデータ型は、NUMBER
、BINARY_FLOAT
、BINARY_DOUBLE
、DATE
、TIMESTAMP
、INTERVAL
YEAR
TO
MONTH
およびINTERVAL
DAY
TO
SECOND
です。
DESC | ASC
補間のためにソート指定を指定します。降順のソート順の場合はDESC
、昇順のソート順の場合はASC
を指定します。デフォルトはASC
です。
ERROR_RATE | CONFIDENCE
これらの句により、詳細のパーセンタイル評価の精度を確認できます。これらの句のいずれかを指定すると、おおよその補間された値が戻されるかわりに、次のいずれかの値を表す0から1までの小数値(それらの値を含む)が戻されます。
-
ERROR_RATE
を指定すると、戻り値は、詳細のパーセンタイル評価のエラー率を表します。 -
CONFIDENCE
を指定すると、戻り値は、ERROR_RATE
を指定したときに戻されるエラー率の信頼水準を表します。
ERROR_RATE
またはCONFIDENCE
を指定した場合、パーセンタイル値expr
は無視されます。
例
APPROX_PERCENTILE_DETAIL
ファンクションおよびAPPROX_PERCENTILE_AGG
ファンクションと組み合せてTO_APPROX_PERCENTILE
ファンクションを使用する例は、「APPROX_PERCENTILE_AGG: 例」を参照してください。