FLOOR (日時)

構文

目的

FLOOR(datetime)は、2番目の引数の書式モデルfmtで指定された単位に切り捨てられた日付またはタイムスタンプを戻します。このファンクションは、NLS_CALENDARセッション・パラメータの影響を受けません。このファンクションはグレゴリオ暦の規則に従って動作します。戻される値は、最初の引数に異なる日時データ型を指定した場合でも、常にDATEデータ型です。2番目の引数が未指定の場合は、デフォルトの書式モデル'DD'が使用されます。

FLOORファンクションとTRUNCファンクションは、日付およびタイムスタンプについては同義です。

関連項目:

fmtで使用できる書式モデルについては、「CEIL、FLOOR、ROUNDおよびTRUNC日付ファンクション」を参照してください。

例

これらの例では、NLS_DATE_FORMATが次のように設定されています。

ALTER SESSION SET NLS_DATE_FORMAT = 'DD-MON-YYYY HH24:MI:SS';

SELECT FLOOR(TO_DATE ('28-FEB-2023','DD-MON-YYYY'), 'MM') AS month_floor;

MONTH_FLOOR
--------------------
01-FEB-2023 00:00:00

SELECT FLOOR(TO_TIMESTAMP ('28-FEB-2023 14:10:10','DD-MON-YYYY HH24:MI:SS'),'HH24') AS hour_floor;

HOUR_FLOOR
--------------------
28-FEB-2023 14:00:00