パフォーマンス・ハブについて

パフォーマンス・ハブを使用すると、定義された期間にわたってデータベースを監視し、統計レポートをダウンロードできます。

パフォーマンス・ハブとは

パフォーマンス・ハブには、指定した期間のデータベースのパフォーマンスに関する情報が表示されます。

このツールにより、リアルタイムおよび履歴のパフォーマンス・データを表示できます。

パフォーマンス・ハブでは、次のデータベースがサポートされます。

• 共有および専用ExadataインフラストラクチャのAutonomous Database

• Base Database Serviceおよび専用インフラストラクチャのExadata Database Serviceシステムで実行されているデータベース

• OCIの外部データベースで管理されているデータベース

パフォーマンス・ハブの仕組み

Autonomous Databaseの場合は、Autonomous Databaseの「詳細」ページからパフォーマンス・ハブ機能にアクセスできます。

Base Database ServiceまたはExadata Cloud Serviceで実行されているデータベース、または外部データベース・サービスで管理されているデータベースに対してパフォーマンス・ハブを使用するには:

• データベース管理の有効化

Base Database ServiceまたはExadata Cloudサービスのデータベース管理を有効にする際、データベース管理者は基本管理または完全管理の2つのオプションのいずれかを選択できます。詳細はデータベース管理の有効化を参照してください。

ノート:

Autonomous Databaseのデータベース管理を有効にすると、データベース管理サービスからもパフォーマンス・ハブにアクセスできます。

データベース管理では、ユーザーに優先資格証明を設定するため、ユーザーは、管理対象データベースに接続してパフォーマンス・ハブを使用できます。

データベース管理での優先資格証明の詳細は、優先資格証明の設定を参照してください。

ノート:

Oracle Identity Cloud Service (IAM)を使用すると、分析対象のOracle Databaseに対して実行できるアクションを制限した上で、ユーザーにパフォーマンス・ハブへのアクセス権を付与するポリシーを作成できます。ポリシーおよびその使用方法の詳細は、ポリシーの仕組みを参照してください。

次の例は、Autonomous Databaseでの一般的な使用アクセス権を許可せずに、パフォーマンス・データへのアクセス権のみを付与するポリシーを示しています。

Allow group <groupname> 
   to inspect autonomous-database-family in compartment <name> 
Allow group <groupname> 
   to use autonomous-database-family in compartment <name> 
   where request.operation = 'RetrieveAutonomousDatabasePerformanceBulkData'