AutoUpgradeワークフローおよびステージの理解
AutoUpgradeワークフローは、一般的なアップグレード・プロセスの各ステップを自動化します。実行されるステージは、選択した処理モードによって異なります。
AutoUpgradeは、できるだけ人間が介入しないでアップグレードを実行できるように設計されています。AutoUpgradeを起動すると、コマンドで指定した構成ファイルがAutoUpgradeジョブ・マネージャに渡されます。ジョブ・マネージャは、選択した処理モードに必要なジョブを作成し、モードに必要なデータ構造をディスパッチャに渡します。ディスパッチャは、個々のタスクを実行する下位レベルのモジュールを起動します。
AutoUpgrade処理モードのワークフロー処理
AutoUpgradeがワークフロー・モードを処理する方法を理解するには、次の図を確認してください。これは、デプロイ処理モードの処理方法を示しています。
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図autoupgrade-workflow.epsの説明
AutoUpgrade処理モードのステージ
アップグレード・ジョブに対してAutoUpgradeが実行されるステージは、選択した処理モードによって異なります。
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図autoupgrade-options.epsの説明
AutoUpgradeには、次の4つのモードがあります。各モードでは、AutoUpgradeのステップが順に実行されます。各モードのステップの違いに注意してください
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分析モード: 設定、事前チェック。
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修正モード: 設定、事前チェックおよび事前修正。
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デプロイ・モード: 設定、保証付きリストア・ポイント(GRP)、アップグレード前処理、事前チェック、事前修正、排出、DB(データベース)のアップグレード、事後チェック、事後修正、アップグレード後処理およびシステム更新。アップグレード前(アップグレード前のステージ)またはアップグレード後(アップグレード後ステージ)、あるいはアップグレードの前後に、独自のスクリプトを実行できます。
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アップグレード・モード: 設定、DB(データベース)のアップグレード、事後チェック、事後修正およびシステム更新。