アップグレード・スクリプト(catctl)のパラメータ

AutoUpgradeおよびリプレイ・アップグレードでは、catctlパラメータを使用してアップグレードを実行します。

ノート:

Oracle Database 23c以降、catctlスクリプトはサポートされなくなりました。ただし、AutoUpgradeおよびリプレイ・アップグレードでは、そのアップグレード手順の一部としてcatctlに関連付けられたオプションが統合されます。これらのオプションを使用するには、グローバルまたはローカルのAutoUpgradeのcatctl_optionsパラメータを参照してください。

表A-2 catctl.plのパラメータ

パラメータ 説明

-n

パラレル操作で使用する処理の数を指定します。

同時にアップグレードされるPDBの数は、-nパラメータの値によって制御されます。複数のPDBアップグレードが一緒に処理されます。デフォルト値は、システムのCPUの数です。24に等しいcpu_countは、-nのデフォルト値である24と同じです。

-nパラメータの値:

-nの最大値に制限はありません。最小値は4です。同時実行されるPDBアップグレードの最大数は、-Nの値で割られた-nの値になります。

-N

データベースをアップグレードする時に使用するSQL処理の数を指定します。

最大値は8です。最小値は1です。デフォルト値は2です。

-t デフォルトのリプレイ・アップグレード・プロセスのかわりに、クラシック・アップグレードをアップグレードに使用します。

-T

ユーザー・スキーマベースの表領域をオフラインにします。

-z

catcon.pmの本番デバッグ情報を有効にします。