- プロパティ・グラフのグラフ開発者ガイド
- Oracle Graph Server (PGX) and Clientのインストール
- Oracle Graph Server and Clientのインストール
- Oracle Graph Serverのインストール
- ユーザーの認証および認可
- 認証にOracle Databaseを使用するための基本ステップ
認証にOracle Databaseを使用するための基本ステップ
このセクションで説明するステップに従うと、グラフ・サーバー(PGX)に対してユーザーを認証できます。
- Oracle Graph Server and Client (バージョン12.2以降)でサポートされているOracle Databaseバージョン(Autonomous Databaseを含む)を使用します。
- グラフ・サーバー(PGX)へのユーザー・アクセス権を付与および取り消すために、ADMINアクセス権(または非自律型データベースの場合はSYSDBAアクセス権)があることを確認します。
- グラフ・サーバーへのアクセス権を付与する予定のすべての既存ユーザーに、少なくともCREATE SESSION権限が付与されていることを確認します。
- Graph Serverが実行されているホストからJDBCを介してデータベースにアクセスできることを確認します。
- ADMIN (または非自律型データベースではSYSDBA)として、次のプロシージャを実行し、グラフ・サーバーで必要なロールを作成します。
ノート:
Oracle Graph Server and Clientインストールの一部としてPL/SQLパッケージをインストールする場合、このステップをスキップできます。次のコードに示すすべてのロールは、PL/SQLのインストールの一部として自動的に作成されます。Autonomous DatabaseでOracle Graph Server and Clientを使用している場合のみ、それらを個別に追加する必要があります。このコードは、Oracle Cloud Infrastructureコンソールの「データベース・アクション」を使用して実行できます。DECLARE PRAGMA AUTONOMOUS_TRANSACTION; role_exists EXCEPTION; PRAGMA EXCEPTION_INIT(role_exists, -01921); TYPE graph_roles_table IS TABLE OF VARCHAR2(50); graph_roles graph_roles_table; BEGIN graph_roles := graph_roles_table( 'GRAPH_DEVELOPER', 'GRAPH_ADMINISTRATOR', 'GRAPH_USER', 'PGX_SESSION_CREATE', 'PGX_SERVER_GET_INFO', 'PGX_SERVER_MANAGE', 'PGX_SESSION_READ_MODEL', 'PGX_SESSION_MODIFY_MODEL', 'PGX_SESSION_NEW_GRAPH', 'PGX_SESSION_GET_PUBLISHED_GRAPH', 'PGX_SESSION_COMPILE_ALGORITHM', 'PGX_SESSION_ADD_PUBLISHED_GRAPH'); FOR elem IN 1 .. graph_roles.count LOOP BEGIN dbms_output.put_line('create_graph_roles: ' || elem || ': CREATE ROLE ' || graph_roles(elem)); EXECUTE IMMEDIATE 'CREATE ROLE ' || graph_roles(elem); EXCEPTION WHEN role_exists THEN dbms_output.put_line('create_graph_roles: role already exists. continue'); WHEN OTHERS THEN RAISE; END; END LOOP; EXCEPTION when others then dbms_output.put_line('create_graph_roles: hit error '); raise; END; /
- デフォルトの権限をロールGRAPH_DEVELOPER、GRAPH_USERおよびGRAPH_ADMINISTRATORに割り当てて、複数の権限をグループ化します。
ノート:
Oracle Graph Server and Clientインストールの一部としてPL/SQLパッケージをインストールする場合、このステップをスキップできます。次のコードに示す権限付与はすべて、PL/SQLのインストールの一部として自動的に実行されます。これらの付与を個別に実行する必要があるのは、Autonomous DatabaseでOracle Graph Server and Clientを使用している場合のみです。このコードは、Oracle Cloud Infrastructureコンソールの「データベース・アクション」を使用して実行できます。GRANT PGX_SESSION_CREATE TO GRAPH_ADMINISTRATOR; GRANT PGX_SERVER_GET_INFO TO GRAPH_ADMINISTRATOR; GRANT PGX_SERVER_MANAGE TO GRAPH_ADMINISTRATOR; GRANT PGX_SESSION_CREATE TO GRAPH_DEVELOPER; GRANT PGX_SESSION_NEW_GRAPH TO GRAPH_DEVELOPER; GRANT PGX_SESSION_GET_PUBLISHED_GRAPH TO GRAPH_DEVELOPER; GRANT PGX_SESSION_MODIFY_MODEL TO GRAPH_DEVELOPER; GRANT PGX_SESSION_READ_MODEL TO GRAPH_DEVELOPER; GRANT PGX_SESSION_CREATE TO GRAPH_USER; GRANT PGX_SESSION_GET_PUBLISHED_GRAPH TO GRAPH_USER;
- グラフ・サーバー(PGX)にアクセスする必要があるすべてのデータベース開発者にロールを割り当てます。たとえば:
GRANT graph_developer TO <graphuser>
<graphuser>
はデータベースのユーザーです。個別の権限(PGX_の接頭辞が付いたロール)をユーザーに直接割り当てることもできます。 - 管理アクセス権が必要なユーザーに管理者ロールを割り当てます。たとえば:
GRANT graph_administrator to <administratoruser>
<administratoruser>
は、データベースのユーザーです。
親トピック: ユーザーの認証および認可