15.4 Supervised EdgeWiseアルゴリズムの使用(エッジ埋込みおよび分類)
SupervisedEdgeWise
は、頂点およびエッジの特徴情報を利用できる、帰納的なエッジ表現学習アルゴリズムです。エッジ分類やリンク予測などの様々なタスクに適用できます。
SupervisedEdgeWise
は、GraphWise
モデルの上部に基づいており、GraphWise
モデルによって生成されたソース頂点埋込みと宛先頂点埋込みを利用して、帰納的なエッジ埋込みを生成します。
モデル体系
SupervisedEdgeWise
モデルは、グラフの畳込み層とそれに続く複数の予測層で構成されます。
まず、ターゲット・エッジのソース頂点と宛先頂点が畳込み層を介して処理されます。頂点の畳込み層を通過する前方パスは、次のように処理されます。
- 頂点の近隣のセットがサンプリングされます。
- 近隣の前の層表現は平均集約され、集約された特徴は頂点の前の層表現と連結されます。
- この連結されたベクトルに重みが乗算され、バイアス・ベクトルが追加されます。
- 結果は、層出力が単位ノルムを持つように正規化されます。
エッジ埋込み層は、ソース頂点埋込み、エッジの特徴および宛先頂点埋込みを連結し、線形層を介して転送してエッジ埋込みを取得します。
予測層は、標準のニューラル・ネットワーク層です。
- グラフのロード
- 最小限のSupervised EdgeWiseモデルの作成
- 高度なハイパーパラメータ・カスタマイズ
- パーティション化されたグラフへのEdgeWiseの適用
- Supervised EdgeWiseモデルの分類と回帰
- カスタム損失関数およびバッチ・ジェネレータの設定(異常検出用)
- エッジ埋込み生成方法の設定
- Supervised EdgeWiseモデルのトレーニング
- Supervised EdgeWiseモデルのLoss値の取得
- Supervised EdgeWiseモデルのエッジ・ラベルの推測
- モデル・パフォーマンスの評価
- Supervised EdgeWiseモデルの埋込みの推測
- Supervised EdgeWiseモデルの格納
- 事前トレーニング済Supervised EdgeWiseモデルのロード
- Supervised EdgeWiseモデルの破棄
- 例: Movielensデータセットの評価の予測
親トピック: グラフ用の機械学習ライブラリ(PgxML)の使用