2 Oracle Cloud Infrastructure用のOracle Formsを開始する前に
このOracle Cloud Marketplaceイメージを使用する前に、これらの権限およびデータベースの考慮事項を慎重に確認してください。
必要な権限
以下のために必要な権限があることを確認します。
- 新しいコンピュート・インスタンスの作成
- 新しい仮想クラウド・ネットワークの作成または既存の仮想クラウド・ネットワークの選択
- Database Cloud Serviceインスタンスの作成または既存のインスタンスへのSYSユーザーとしての接続(このFormsインスタンスでDBCSの使用を予定している場合のみ必要)
- Autonomous Databaseインスタンスの作成または既存のインスタンスへのadminユーザーとしての接続(このFormsインスタンスでADBの使用を予定している場合のみ必要)
- アイデンティティ動的グループおよびポリシーの作成または既存のものの変更(このFormsインスタンスでADBの使用を予定している場合のみ必要)
データベースのオプション
プロビジョニング時に選択したデータベースは、Oracle Fusion Middlewareリポジトリとアプリケーション・データの両方に対して構成されます。
アプリケーション・データ用には別のデータベースを使用するように簡単に構成を変更できますが、FMWリポジトリのために使用するデータベースの変更はお薦めしません。
- ローカル・データベース: ローカルにインストールされたデータベースを使用してこのインスタンスを構成することを選択する場合、プロビジョニングが完了すると、データベースが構成されて実行されます。
- Database Cloud Service: DB Cloud Serviceを使用してこのインスタンスを構成することを選択した場合は、DB Cloud Serviceが構成されて実行されていることと、アクセスするためにSYS資格証明があることを確認する必要があります。プロビジョニングを完了するために、簡易接続文字列と長い接続文字列も必要です。この情報は、そのインスタンスのDB Cloud Serviceダッシュボードにあります。
- Autonomous Database: Autonomous Databaseを使用してこのインスタンスを構成することを選択した場合は、インスタンスを作成してアクセス可能にすることに加え、adminユーザー・パスワードも必要です。また、次の事前設定ステップを完了してください。
Autonomous Databaseを使用するためのOracle Formsの設定
- アイデンティティ動的グループを作成します。
- 「クラウド」ナビゲーション・ペインで、「アイデンティティ」、「動的グループ」の順にクリックします。
- 「動的グループの作成」をクリックします。
- Forms_ADB_Accessなど、グループの名前を入力します。
- 「ルール1」ボックスの右側にある「ルール・ビルダー」リンクをクリックします。
- 「次と一致するインスタンス」リストから「コンパートメントOCID」を選択します。
- 「値」フィールドにコンパートメントOCIDを入力します。
ノート:
まだインスタンスに初めてアクセスしていない場合、コンピュート・インスタンスのOCIDで照合できます。 - 「ルールの追加」、「作成」の順にクリックします。
- アイデンティティ・ポリシーを作成します。
- 「クラウド」ナビゲーション・ペインで、「アイデンティティ」、「ポリシー」の順にクリックします。
- 「ポリシーの作成」を作成します。
- Forms_ADB_Policyなど、ポリシーの名前を入力します。
- ポリシー・ビルダーで手動エディタを表示をクリックします。
- 次に示すように、ポリシーを入力します。ポリシー名と前述のステップ1cで使用したコンパートメント名を使用します。
allow dynamic-group <YOUR DYNAMIC GROUP NAME> to use autonomous-database-family in compartment <YOUR COMPARTMENT NAME>
前述のポリシーは1行に入力する必要があります。
- 「作成」をクリックします。
- SSHを使用して新しいコンピュート・インスタンスにアクセスし、プロビジョニング・プロセスを開始します。