HTMLに埋め込まれたJNLP

埋込みJNLPは、埋込みアプレットと非常によく似ていますが、アプリケーションは、Webページ内に埋め込まれていても、Java Web Startアプリケーションのように扱われます。

ノート:

この構成はお薦めしません。Microsoft Internet Explorer(IE)は、この機能をサポートしている唯一の一般的なブラウザですが、IEはMicrosoftによってサポートされなくなりました。Microsoft EdgeをIEモードで使用してこの機能を実行することもできますが、IEモードは移行目的でのみ提供されているものです。
埋込みアプレットと同様に、埋込みJNLPは、JavaScript統合、シングル・サインオン、シングル・サインオフ、およびWebページにフォームを視覚的に埋め込む機能をサポートします。埋込みJNLPには、JNLPコンテンツ(クライアント側のHTMLソース)をbase-64でエンコードするという追加の利点があります。このコンテンツには、アプリケーション用に構成された大部分のパラメータと値のペアが含まれます。base-64でエンコードされたテキストは人間が読めないため、エンド・ユーザーがパラメータを読み取れないようにします。ほとんどのコンテンツはbase-64でエンコードされているため、起動パフォーマンスが若干改善されます。

ノート:

base-64エンコーディングは、セキュリティ・メカニズムではありません。Javaで使用され、サーバーからクライアントへの配信パフォーマンスの向上に役立ちます。

この構成には、Java Plug-inと、Java Plug-inをサポートする動作保証済ブラウザが必要です。

この構成を使用するには、用意されている構成例(jnlpという名前)を使用するか、独自の構成を作成します。
https://example.com/forms/frmservlet?config=jnlp
この構成を実装するには、Fusion Middleware Controlの「Forms Web構成」ページでこれらのパラメータを構成します。

表-59 HTMLに埋め込まれたJNLPのパラメータ

タイプ パラメータ
WebUtil非対応のForms
  • basejnlp=base.jnlp
  • baseHTMLjpi=basejpi_jnlp.htm
WebUtil対応のForms
  • basejnlp=webutil.jnlp
  • baseHTMLjpi=basejpi_jnlp.htm

ノート:

埋込みJNLPの使用時に、アプリケーションでカスタムjarファイル(jacob.jaricons.jarexample.jarなど)を使用している場合は、これらをextensions.jnlpファイルに追加します。このファイルは、ORACLE_HOME\forms\javaディレクトリに格納されています。テキスト・エディタでこのファイルを開き、ファイルに含まれるサンプルに基づいて必要なエントリを追加します。各エントリは、そのエントリの行に追加する必要があります。