第V部 データ・グリッド操作の実行
Coherenceキャッシュとのやりとり、POFを使用したデータのシリアライズ、キャッシュ・データの問合せ、キャッシュ・データの処理および集計、イベントの処理、およびトランザクションの実行方法を学習します。
第V部の章の内容は次のとおりです。
- Coherenceプログラミングの概要
必須のCoherence Java APIのリストを確認し、ジェネリック、ラムダ、ストリーム、およびデフォルト・メソッドのCoherenceサポートについて学習します。 - 基本的なキャッシュ操作の実行
Coherence APIを使用して基本的なキャッシュ操作を実行できます。 - 基本的なトピック・パブリッシュおよびサブスクライブ操作の実行
Coherence APIを使用して、基本的なトピック・パブリッシュおよびサブスクライブ操作を実行できます。 - Portable Object Formatの使用
Portable Object Format (POF)を使用して、Coherenceで使用するJavaオブジェクトをシリアライズできます。 - キャッシュ内のデータの問合せ
問合せを実行し、索引を使用して特定の条件に一致するキャッシュ内のデータを取得できます。 - 連続問合せキャッシングの使用
連続問合せキャッシュを使用すると、問合せが常にキャッシュから最新の結果をリアルタイムで取得することを保証できます。 - キャッシュ内のデータの処理
エントリ・プロセッサおよびアグリゲータを使用して、クラスタ全体でデータ・グリッド処理を実行できます。 - マップ・イベントの使用
マップ・イベント・リスナーを使用して、ObservableMap
インタフェースを実装するCoherenceの任意のクラスからキャッシュ・イベントおよびイベントを受信できます。 - トリガーを使用したマップ操作の制御
マップ・トリガーを使用して、変更がマップ・エントリにコミットされる前に、マップ操作の検証、拒否または変更を行うことができます。 - ライブ・イベントの使用
イベント・インターセプタを使用してイベントの通知を受けることができます。 - Coherenceの問合せ言語の使用
Coherenceの問合せ言語(CohQL)を使用して、Coherenceキャッシュとやりとりできます。 - トランザクションの実行
Coherenceには、必要に応じて使用できる、トランザクションおよびデータ並行処理の機能がいくつか用意されています。 - パーティションの処理
Coherenceでデータ・アフィニティを使用し、デフォルトのパーティション設定を変更することもできます。 - スレッド実行の管理
タスク・タイムアウトを使用してCoherenceサービス・スレッドの実行動作を制御し、カスタム実行処理のためにPriorityTask
APIを制御できます。 - リエントラント・コールに対する制約
サービスのリエントラント・コールには制約があり、サービスのスレッド間でコールを行うためのガイドラインがあります。 - キャッシュ操作でのタイムアウトの使用
多くのスレッドがCoherenceキャッシュに同時にアクセスすると、Coherenceキャッシュ操作のコール元が共通のロックでブロックされることがあります。このブロックにより、スタック・スレッドが蓄積する可能性があります。これらのスタック・スレッドを回避するために、Coherenceは中断可能なロックを使用し、指定したタイムアウト間隔後に操作を中断できます。 - リポジトリAPIの使用
CoherenceリポジトリAPIは、Coherenceで管理されているデータにアクセスするための、より高レベルでDDDに適した方法を提供します。 - 分散環境での同時実行性の実装
Coherence同時実行モジュールは、エグゼキュータ、アトミック、ロック、セマフォ、ラッチなどのjava.util.concurrent
パッケージの同時実行性プリミティブを分散実装します。 - Contexts and Dependency Injectionの使用
Coherenceは、Coherenceクラスタ・メンバー内のContexts and Dependency Injection (CDI)をサポートします。この機能を使用すると、NamedMap
、NamedCache
、Session
インスタンスなどのCoherence管理対象リソースをCDIマネージドBeanに注入したり、CDI Beanをイベント・インターセプタやキャッシュ・ストアなどのCoherence管理対象リソースに注入したり、CDIオブザーバ・メソッドを使用してCoherenceサーバー側イベントを処理できます。