36.6 CREATE_MODEL2プロシージャ
DBMS_DATA_MINING
パッケージのCREATE_MODEL2
プロシージャは、モデル設定を定義してモデルを作成するプロシージャです。
CREATE_MODEL2
プロシージャを使用することにより、ユーザーは一時データベース・オブジェクトを作成する必要がありません。モデルでは、構成設定とユーザー指定の変換を使用できます。CREATE_MODEL2
プロシージャでは、入力は表またはビューであり、そのようなオブジェクトがまだ存在しない場合はユーザーが作成する必要があります。
DBMS_DATA_MINING.CREATE_MODEL2 ( model_name IN VARCHAR2, mining_function IN VARCHAR2, data_query IN CLOB, set_list IN SETTING_LIST, case_id_column_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, target_column_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, xform_list IN TRANSFORM_LIST DEFAULT NULL);
data_query
パラメータは、モデルを作成するためのトレーニング・データを提供する問合せを指定します。set_list
パラメータはSETTING_LIST
を指定します。SETTING_LIST
はVARCHAR2(30)
によるCLOB索引の表で、ここで索引は設定名でCLOBはその名前の設定値です。残りのパラメータは、CREATE_MODEL
プロシージャでカバーします。
DBMS_DATA_MINING
パッケージのRENAME_MODEL
プロシージャを使用して、モデルの名前を変更することもできます。このプロシージャは、MODEL_NAME
に指定された機械学習モデルの値を、指定された別の名前に変更します。
次のCREATE_MODEL2
プロシージャは、SVMアルゴリズムを使用して分類モデルを作成します。次の例では、mining_data_build_vデータセットにより、顧客がアフィニティ・カード・プログラムを選択する可能性を導きます。
DECLARE v_setlist DBMS_DATA_MINING.SETTING_LIST; BEGIN v_setlist('PREP_AUTO') := 'ON'; v_setlist('ALGO_NAME') := 'ALGO_SUPPORT_VECTOR_MACHINES'; v_setlist('SVMS_KERNEL_FUNCTION') := 'SVMS_LINEAR'; DBMS_DATA_MINING.CREATE_MODEL2( MODEL_NAME => 'SVM_MODEL', MINING_FUNCTION => 'CLASSIFICATION', DATA_QUERY => 'select * from mining_data_build_v', SET_LIST => v_setlist, CASE_ID_COLUMN_NAME => 'CUST_ID, TARGET_COLUMN_NAME => 'AFFINITY_CARD'); END;