サンプリングの実装

サンプル・サイズは、ユーザーがサンプリングをオン(ODMS_SAMPLINGODMS_SAMPLING_ENABLEに設定)にし、サンプル・サイズを指定しない(ODMS_SAMPLE_SIZEが未指定)場合にのみ計算されます。

使用上のノート

  1. ODMS_SAMPLINGが未指定であるか、ODMS_SAMPLING_DISABLEが設定されている場合、ARのサンプリングは実行されず、正確なARが取得されます。

  2. ODMS_SAMPLINGODMS_SAMPLING_ENABLEが設定されていて、ODMS_SAMPLE_SIZEに正の整数に指定されている場合は、ユーザー指定のサンプル・サイズ(ODMS_SAMPLE_SIZE)が使用されます。サンプリングは、ARアルゴリズムを実行する前の、全般的なデータ準備段階で実行されます。AR固有のサンプル・サイズは計算されません。近似ARが取得されます。

  3. ODMS_SAMPLINGODMS_SAMPLING_ENABLEが設定され、ODMS_SAMPLE_SIZEが指定されてない場合、AR固有のサンプル・サイズが計算され、ARアルゴリズムでサンプリングが実行されます。近似ARが取得されます。

    ノート:

    算出されたAR固有のサンプル・サイズがデータセット内のトランザクションの合計サイズ以上となる場合、サンプリングは実行されず、正確なARが取得されます。

ARのサンプル・サイズの見当が付かない場合は、ODMS_SAMPLE_SIZEを未指定のままとし、サンプリング・パラメータに適切な値を指定するにとどめ、ARアルゴリズムに適切なAR固有のサンプル・サイズを計算させることをお薦めします。

参照:

使用可能なモデル設定のリストおよび説明は、DBMS_DATA_MINING — 機械学習機能の設定を参照してください。

ノート:

モデル設定と同じ意味でハイパーパラメータという用語も使用されます。