11.1.1 Embedded Python Execution APIの比較
次の表では、4つのEmbedded Python Execution APIを比較しています。
APIは次のとおりです。
- Embedded Python Execution API
- Embedded Python ExecutionのREST API (Oracle Autonomous Databaseで使用)
- Oracle Autonomous DatabaseでのEmbedded Python ExecutionのSQL API
APIは多くの関数を共有しますが、環境が異なるため、いくつかの点で異なります。たとえば、Autonomous Databaseで使用可能なAPIは、Web環境で操作するためのAPIを提供します。
プロシージャおよび関数は、PYQSYS
およびSYS
スキーマの一部です。
カテゴリ | Embedded Python ExecutionのPython API | Embedded Python ExecutionのREST API | Embedded Python ExecutionのSQL API |
---|---|---|---|
Embedded Python Execution関数 |
ユーザー定義Python関数の実行を参照してください。 |
Python関数の実行を参照してください。
スクリプト所有者が指定されたPython関数の実行を参照してください。 |
pyqEvalファンクション(Autonomous Database) (Autonomous Database) |
Embedded Python Execution関数 |
指定したデータに対するユーザー定義Python関数の実行を参照してください。 |
指定したデータに対するPython関数の実行を参照してください。
スクリプト所有者が指定された指定したデータに対するPython関数の実行を参照してください。 |
pyqTableEvalファンクション(Autonomous Database) (Autonomous Database) |
Embedded Python Execution関数 |
列値でグループ化されたデータに対するPython関数の実行を参照してください。 |
グループ化データに対するPython関数の実行を参照してください。
スクリプト所有者が指定されたグループ化データに対するPython関数の実行を参照してください。 |
pyqGroupEvalファンクション(Autonomous Database) (Autonomous Database) |
Embedded Python Execution関数 |
行セットに対するユーザー定義Python関数の実行を参照してください。 |
行のチャンクに対するPython関数の実行を参照してください。
スクリプト所有者が指定された行のチャンクに対するPython関数の実行を参照してください。 |
pyqRowEvalファンクション(Autonomous Database) (Autonomous Database) |
Embedded Python Execution関数 |
ユーザー定義Python関数の複数回実行を参照してください。 |
Python関数の複数回の実行を参照してください。
スクリプト所有者が指定されたPython関数の複数回の実行を参照してください。 |
pyqIndexEvalファンクション(Autonomous Database) (Autonomous Database) |
ジョブ・ステータスAPI | 該当なし |
非同期ジョブ・ステータスの取得を参照してください。 |
pyqJobStatusファンクション(Autonomous Database) (Autonomous Database) |
ジョブ結果API | 該当なし |
非同期ジョブ結果の取得を参照してください。 |
pyqJobResultファンクション(Autonomous Database) (Autonomous Database) |
スクリプト・リポジトリ |
使用可能なユーザー定義Python関数のリストを参照してください。 |
スクリプトのリストを参照してください。 |
ALL_PYQ_SCRIPTSビューおよびUSER_PYQ_SCRIPTSビューを問い合せて、スクリプトをリストします。 |
スクリプト・リポジトリ |
ユーザー定義Python関数の作成および格納を参照してください。 |
該当なし |
pyqScriptCreateプロシージャ(Autonomous Database) (Autonomous Database) |
スクリプト・リポジトリ |
リポジトリからのユーザー定義Python関数の削除を参照してください。 |
該当なし |
pyqScriptDropプロシージャ(Autonomous Database) (Autonomous Database) |
スクリプト・リポジトリ |
ユーザー定義Python関数のロードを参照してください。 |
該当なし |
該当なし (スクリプトは、関数のコール時にSQL APIにロードされます。) |
スクリプト・リポジトリおよびデータストア |
スクリプト・リポジトリについてを参照してください。 |
該当なし |
|
スクリプト・リポジトリおよびデータストア |
スクリプト・リポジトリについてを参照してください。 |
該当なし |
|
認可 - アクセス制御リスト |
該当なし | 該当なし |
pyqAppendHostACEプロシージャ (Autonomous Database) |
認可 - アクセス制御リスト |
該当なし | 該当なし |
pyqRemoveHostACEプロシージャ (Autonomous Database) |
認可 - アクセス制御リスト |
該当なし | 該当なし |
pyqGetHostACEファンクション (Autonomous Database) |
認可 - トークン | 該当なし |
認証を参照してください。 |
|
認可 - トークン | 該当なし |
認証を参照してください。 |
pyqIsTokenSetファンクション (Autonomous Database) |
ノート:
Embedded Python Execution用のREST APIおよびSQL APIの長さ関数に出力制限が存在します。長さが5000を超える長さ関数を問い合せると、エラー・コード1024およびエラー・メッセージ出力が最大長5000を超えていますでエラーが発生します。制限は、返されたpythonオブジェクトのlen()
結果に対して設定されます。たとえば、pandas.DataFrameのlen()
は行数、リストのlen()
はリストの長さなどです。pandas.DataFrameが返された場合、5000行を超える行を含めることはできません。リストが返される場合は、5000を超える項目を含めることはできません。この制限は、%script
段落のOML_OUTPUT_SZLIMIT
を更新することで拡張できます。
%script
EXEC sys.pyqconfigset('OML_OUTPUT_SZLIMIT', '8000')