7.3.1 データベースとPythonセッションの間のデータの移動について
このトピックで説明する関数を使用して、ローカルのPythonセッションとOracleデータベース・スキーマ間でデータを移動できます。
次に示す関数は、データベース・オブジェクトからのプロキシoml Pythonオブジェクトの作成、Pythonオブジェクトからのデータベース表の作成、ワークスペース内のオブジェクトのリスト、および表とビューの削除を行います。
               
| 関数 | 定義 | 
|---|---|
| oml.create | Pythonデータセットから永続データベース表を作成します。 | 
| oml.cursor | 現在のOML4Pyデータベース接続の cx_Oraclecursorオブジェクトを返します。 | 
| oml.dir | ワークスペース内の | 
| oml.drop | データベース表、ビューまたはモデルを削除します。 | 
| oml_object.pull | 
 | 
| oml.push | OML Notebooks Pythonセッション・メモリーからデータベースの一時表にデータをプッシュします。 | 
| oml.sync | データベース表、ビューまたは問合せを表す | 
omlオブジェクトのpullメソッドを使用すると、omlプロキシ・オブジェクトで表されるデータベース・データのコピーを含むローカルPythonオブジェクトを作成できます。
               
oml.push関数は、Pythonデータ型をomlデータ型に暗黙的に強制変換し、omlオブジェクトのpullメソッドは、omlデータ型をPythonデータ型に強制変換します。
               
oml.create関数を使用すると、Pythonデータセットから永続データベース表および対応するoml.DataFrameプロキシ・オブジェクトを作成できます。
               
oml.sync関数を使用すると、データベース表またはビューのメタデータを、データベース・オブジェクトを表すomlオブジェクトと同期できます。
               
oml.cursor関数を使用すると、現在のデータベース接続のcx_Oracle cursorオブジェクトを作成できます。例7-13に示すように、cursorを使用して、データベースに対して問合せを実行できます。
               
親トピック: データベースとPythonセッションの間のデータの移動