11.7.4 特殊な制御引数(Autonomous Database)

PAR_LSTパラメータを使用して、Pythonスクリプトに渡される特殊な制御引数および追加の引数を指定します。

引数 構文および説明
oml_input_type

構文

oml_input_type : 'pandas.DataFrame', 'numpy.recarray', 'default' (デフォルト)

説明

Autonomous Databaseのデータから構築するオブジェクトのタイプを指定します。デフォルトでは、すべての列が数値である場合、numpy.float64型の2次元のnumpy.ndarrayが構築されます。それ以外の場合は、pandas.DataFrameが構築されます。

oml_na_omit

構文

oml_na_omit : bool, false (デフォルト)

説明

欠損値が含まれる行を、評価する表から除外するかどうかを決定します。

trueの場合、欠損値が含まれる行はすべて表から除外します。

falseの場合、欠損値が含まれる行は表から除外しません。

oml_async_flag

構文

oml_async_flag: bool, false (デフォルト)

説明

trueの場合、ジョブは非同期に発行されます。

falseの場合、ジョブは同期モードで実行されます。

oml_graphics_flag

構文

oml_graphics_flag: bool, false (デフォルト)

説明

trueの場合、サーバーはPythonスクリプトでレンダリングされたイメージを取得します。

falseの場合、サーバーはPythonスクリプトでレンダリングされたイメージを取得しません。

oml_parallel_flag

構文

oml_parallel_flag: bool, false (デフォルト)

説明

trueの場合、Pythonスクリプトはデータ・パラレル処理で実行されます。データ・パラレル処理は、pyqRowEvalpyqGroupEvalおよびpyqIndexEvalにのみ適用できます。

falseの場合、Pythonスクリプトはデータ・パラレル処理で実行されません。

oml_service_level

構文

oml_service_level : string, 使用可能な値: 'LOW' (デフォルト), 'MEDIUM', 'HIGH'

説明

Autonomous Databaseでの様々なレベルのパフォーマンスおよび同時実行性を制御します。

  • 入力データはpandas.DataFrameです。

    par_lst => '{"oml_input_type":"pandas.DataFrame"}'
  • 欠損値が含まれる行を入力データから削除します。

    par_lst => '{"oml_na_omit":true}'
  • ジョブを非同期モードで発行します。

    par_lst => '{"oml_async_flag":true}'
  • MEDIUMサービス・レベルを使用します。

    par_lst => '{"oml_service_level":"MEDIUM"}'