35.11 SENDプロシージャのシグネチャ2

このプロシージャは、Oracle APEXのメール・キューにメールを追加します。メールは電子メール・テンプレートに基づいており、JSON文字列として指定されたプレースホルダに値が代入されます。

構文

APEX_MAIL.SEND (
    p_template_static_id IN VARCHAR2,    
    p_placeholders       IN CLOB,
    p_to                 IN VARCHAR2,
    p_cc                 IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_bcc                IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_from               IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_replyto            IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_application_id     IN NUMBER   DEFAULT apex_application.g_flow_id );

パラメータ

表35-8 SENDのパラメータ

パラメータ 説明
p_template_static_id 共有コンポーネント電子メール・テンプレートの識別に使用される、静的な識別子文字列。
p_placeholders 値が代入されるプレースホルダ名を表すJSON文字列。
p_to (必須) 電子メールの送信先となる有効な電子メール・アドレス。電子メール・アドレスが複数の場合、カンマで区切られたリストを使用します。
p_cc 電子メールの内容のコピー先となる有効な電子メール・アドレス。電子メール・アドレスが複数の場合、カンマで区切られたリストを使用します。
p_bcc 電子メールの内容のブラインド・コピー先となる有効な電子メール・アドレス。電子メール・アドレスが複数の場合、カンマで区切られたリストを使用します。
p_from (必須) 電子メールの送信元となる電子メール・アドレス。この電子メール・アドレスは有効なアドレスである必要があります。有効でない場合、メッセージは送信されません。
p_replyto

返信先のメール・ヘッダーのアドレス。このパラメータの使用方法は次のとおりです。

  • p_replytoパラメータを省略した場合、返信先のメール・ヘッダーにはp_fromパラメータに指定された値が設定されます
  • p_replytoパラメータにNULLを指定した場合、返信先のメール・ヘッダーにはNULLが設定されます。これにより、電子メールの自動返信が無効になります。
  • p_replytoパラメータにNULL以外の値(有効な電子メール・アドレスなど)を指定した場合、メッセージを送信しても、自動返信は指定されたアドレスに対して行われます(有効な電子メール・アドレスなど)
p_application_id 電子メール・テンプレートが定義されているアプリケーションID。デフォルトでは現在のアプリケーションに設定されます(アプリケーション内からコールされる場合)。

ノート:

APEXアプリケーションのコンテキスト外から(たとえば、データベース・スケジューラ・ジョブから) SENDプロシージャをコールする場合は、p_application_idパラメータを指定する必要があります。

begin
    apex_mail.send (
        p_template_static_id => 'ORDER',
        p_placeholders       => '{ "ORDER_NUMBER": 5321, "ORDER_DATE": "01-Feb-2018", "ORDER_TOTAL": "$12,000" }',
        p_to                 => 'some_user@example.com' );
end;